「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「プレーヤーが危険な状態」(田中マッチコミッショナー)・「あれはサッカーではなかった」(モンバエルツ) ・「仕事のこともあるし、移動もしんどい。0-0からは困る」(滋賀・村上)・[滋賀戦コメント]

【試合を終えて】
エリク・モンバエルツ 監督

「残念だけど、あれはサッカーではなかった。あの状況でサッカーを続けるのは、私はいままで見たことがない。ボールがまったく動かないグラウンドでサッカーはできない。この判断は良かったと思っている。選手の安全面が確保できない状況では、レフェリーは選手を守らないといけない。けがのリスクがある状況で選手をプレーさせることはできない。実際に前半に一人けがをしている。前半は自分たちのパフォーマンスが足りなかったが後半は良いリアクションをした。でもメンタル的にも、もっと強いメンタルで臨むべきだった。カップ戦ということで選手の何人かがモチベーションを落としていたとしたら、次はメンバーを変えることも考えなければいけない。今日をいい勉強として、次の試合に臨みたい」

GK 21 飯倉 大樹

「早い時間の失点でウチとしては苦しくなった。相手がああいうサッカーをしてくるのはわかっていた。相手はこのピッチでやりたかったと思う。オレらにとってはプラスに働くと思う。このあと、いつが試合になるかわからないけど、こういう状況だと上手いとか下手ではなくなるから」

MF 19 仲川 輝人

「裏への動きを狙っていて、それが結果につながったことは自分でも評価したい。練習試合のときから怖さなくやれていたし、今日は公式戦だったけど良い緊張感でプレーできた。それが良い結果につながったと思う。けがをしたひざはテーピングしているので動きに制限があるけどプレーできる状態。今日は途中出場を想像していたけど後半の頭から出るとは思わなかった」

MF 28 喜田 拓也

「雨で中止になった記憶はない。中断はあるけど中止は経験がない」

FW 16 伊藤 翔

「サッカー日和ではなかった」

 

 

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[MIOびわこ滋賀]
中尾 幸太郎 監督

「我々はJリーグのチームと対戦できる機会が天皇杯しかない。マリノスさんに一矢報いるためにやってきた。ジャイキリ(ジャイアントキリング)があるとしたら今日だった。1-1の状況で延長戦やPKもあるし、こういうグラウンド状態だった。晴れの日のマリノスさんと雨の日のマリノスさんは違う。JFLではもっとすごい雨でもプレーを続けたし、マッチコミッショナー含めて判断が早かった。マリノスが抗議をして、こちらを含めた協議になって決定したのとは違う。マリノスの意見だけが通ったような感じ。止めた経緯が悔しい。ウチは社会人チームで、プロ契約の選手は二人しかいない。再試合をするにしても仕事の面や遠征費など難しい部分もある。でもこれもサッカーだなと」

MF 25 村上 聖弥

「(ゴールについて)齋藤くんが前でDFを引っ張ってくれて、その裏のスペースに走り込めた。右足は利き足ではないけど思い切って振り切って良かった。前半はチーム全体をうまくコンパクトにしてプレーできた。僕たちは雨でもやりたいと思っていた。仕事のこともあるし、移動もしんどいので。0-0からは困る」

田中 佳孝 マッチコミッショナー

「最初は後半の28分台、レフェリーが非常に危険と判断した。ボールも動かない状況で、選手はベンチに戻ってくださいと。ここは審判が決めたこと。その後、天候の今後の動向を調べてもらって、しばらくはこのままの状態だと。回復の目処が立たないということだった。決めたことについては、中断は審判、中止は私。プレーヤーが危険な状態なので、回復の見込みがあるかどうかだった」

 

 

 

 

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