「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「首位と勝ち点6差、まだあきらめる状況ではない」(三門)・「500試合という言葉に踊らされないようにしたい」(中澤)・「自分はフレッシュな状態」(天野純)他 [神戸戦前コメント]

【試合に向けて】

DF 22 中澤 佑二

「500試合 をゴールにしていたわけではない。プロになった時は100試合も200試合もまったくイメージしていなかった。試合に出続けることは大事だけど、それはあ くまでも年間34試合のくくりで考えている。1シーズン34試合出て、次のシーズンも34試合しっかりプレーする。通算500試合は積み重ねてきた目に見 える証だけど、500試合出場が目標ではないし、その数字にこだわってサッカーを続けてきたわけでもない。試合に出続けることは大事。特にDFは途中出場 するポジションではないので、監督から計算される選手でなければいけない。でも、試合に出続けることが目的ではない。チームが勝つために、そして優勝する ために、自分に何ができるか。そのためにこれからも日々の練習や目の前の試合に全力で取り組みたい。明日いい形で終わってみんなの前に笑顔で登場できたら いい。500試合が目標ではなく、出場を積み重ねてきた結果が500試合ということ。監督に『500試合おめでとう』と言われたけど、まだ500試合出場 したわけではないし、勝利で飾ったわけでもない。まだ何があるかわからないので500試合という言葉に踊らされないようにしたい」

エリク モンバエルツ 監督

「コンディションは問題ないように見える。Jリーグの多くのチームが同じような条件なので、我々だけが疲れているわけではない。SBの選手に関しては天皇杯でほとんどプレーしていない。出場時間が長くなっているのは伊藤翔とアデミウソンの二人だ。チームとして負けていない中で選手が自信をつけていることは重要。シーズンの終わりに向けて勝ち続け、カップ戦も勝ち上がっている。そういった野心を持って戦うことはとても重要だ。
神戸はどういうプレーをするか読みにくいチーム。2ndステージは結果を出せずに苦しんでいる印象もある。つまり何か問題があるということだと思う。1stステージの内容は良かったし、本来なら2ndステージももっと上位にいるチームだ。彼らはいくつかのシステムを試合の中で使い分けてくる。それに対して我々は自分たちのスタイルでプレーすることが大事になる。パスをつないで連動した攻撃で試合を優位に進めたい。
(中澤について)試合に向けて準備する姿勢がすばらしい。年齢が何歳であったとしても選手は年齢に関係なくパフォーマンスを求められる。現代のサッカーにおいて重要な後ろからボールをつなぐプレーも向上している。彼はもっと上手くなろうと上を目指している。もしその野心がなくなれば後退のスタートだが、彼は常に向上心を持っている。その選手が500試合出場という記録を達成するのであれば、チームとして勝利を捧げたい」

 

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FW 16 伊藤 翔

「チームとして負けていない流れなので、その流れを途切れさせないように神戸戦も戦いたい。リーグ戦を勝ち続けることで天皇杯にもつながる。水曜日の天皇杯は120分戦ったので正直きつい。疲れがないわけではない。ただ、結果として勝ち上がることができたのでメンタル的にはポジティブに次に進めると思う。過密日程だけど試合に使ってもらえるのは選手としてうれしいことだし、その期待に応える責任がある」

MF 6 三門 雄大

「神戸戦は14時キックオフなので、試合開始までの時間が短い。立ち上がりで緩さを見せると相手に付け込まれる。神戸は最近結果が出ていないけど、だからこそ気合いを入れて臨んでくるはず。それに対してウチがフワッと試合に入るとやられてしまう。2ndステージは首位と勝ち点6差なので、まだあきらめる状況ではない。この神戸戦を勝ってフロンターレ戦、鹿島戦という上位との直接対決につなげたいし、何かが起きるかもしれない」

MF 29 天野 純

「仙台戦では前の選手たちといい距離感でプレーできたと思う。シュンさん(中村)は下がった位置でボールを受けることも多いので、そのときにできたスペースを使うことを意識している。神戸とはナビスコカップで対戦しているのでイメージができている。相手の左サイドには安田選手がいて、突破力もあるのでしっかり対応しなければいけない。天皇杯は痛みがあったので出られなかったけど、そのぶん自分はフレッシュな状態で臨める」

 

 

 

 

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