ポイントは『サイドバックとアタッカーの補強』 [来季のチーム編成についてvol.3] 藤井雅彦
記事にするのが遅くなり恐縮だが横浜F・マリノスは11月26日、レノファ山口(J3)に期限付き移籍していたMF松本翔(23)と来季の契約を更新しないと発表した。2011年にユースからトップチームに昇格した松本は小野裕二(シント・トロイデンVV)と同期の選手である。プロ5年目の今季はJ3のレノファ山口に期限付き移籍していたが、負傷もあって定位置をつかむには至らず。いつでもポジティブシンキングな小兵アタッカーは新天地を探すことになった。
これで先に発表された矢島卓郎、天野貴史、比嘉祐介、端戸仁と合わせた5選手が契約非更新に。そのほかの所属選手は複数年契約が残っているか、あるいは契約が切れるタイミングでクラブが契約延長を打診したことを意味している。実際のところは、ほとんどの選手が複数年契約を結んでいるようだ。
現時点での来季所属選手は以下のとおりである。ここでは新加入の5選手と、アルビレックス新潟に期限付き移籍している佐藤優平もマリノス所属選手としてカウントする。
【GK】
榎本哲也、飯倉大樹、鈴木椋大、田口潤人
【CB】
中澤佑二、栗原勇蔵、ファビオ、北谷史孝、(新井一耀)、(パク・ジョンス)
【右SB】
小林祐三、奈良輪雄太
【左SB】
下平匠
【ボランチ】
中町公祐、三門雄大、熊谷アンドリュー、喜田拓也
【右MF】
兵藤慎剛、天野純、仲川輝人
【左MF】
齋藤学、[佐藤優平]、(遠藤渓太)
【トップ下】
中村俊輔、藤本淳吾、中島賢星
【1トップ】
ラフィーニャ、伊藤翔、(富樫敬真)、(和田昌士)
以上、計30人。登録別に分類するとGKが4選手、DFが9選手、MFが13選手、FWが4選手というバランスになる(すべて年齢順)。
この一覧だけでもポジションごとのアンバランスさは一目瞭然である。CBが明らかに余剰気味なのに対して、両SBは確実に枚数が足りない。CBは新卒で2 選手を獲得したことが要因で、SBの不足は天野貴史と比嘉祐介を契約非更新にしたことで端を発している。小林と下平は間違いのない二人だが、バックアッ パーも含めて補強は不可欠となる。
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