嘉悦社長記者会見全文 「最終戦セレモニーで『長い間ありがとうございました』と伝えたのは、サポーターにお礼を言いたかったからです」 [代表取締役社長・嘉悦朗の退任]
横浜マリノス(株)は12月24日に臨時株主総会ならびに取締役会を開催し、2015年12月31日をもって代表取締役社長・嘉悦朗(60)の退任を発表した。同時に2016年1月1日付けで日産自動車株式会社・長谷川亨氏(57)の新しい代表取締役社長として就任することを明らかにした。
公式リリースが出た14時15分からちょうど3時間後、12月21日に引っ越ししたばかりの新事務所にて、嘉悦社長が退任会見を行った。会見ルームにゆっくりとした足取りで現れた嘉悦社長は今回の件について約1時間、報道陣に丁寧に応対。時折穏やかな笑みを浮かべ、それは安堵の表情にも見えた。
本稿では会見全文を公開し、後日あらためて嘉悦朗社長について記すつもりだ。まずは嘉悦社長の言葉を熟読してもらいたい。
[嘉悦朗社長のコメント]
「リリースのとおり12月末で退任することになりました。この時期はシーズンの変わり目で、1月 からは新チームが始動し、新体制発表会などのイベントがあります。それを自分の在任期間中に行うのは筋として違うと思いました。自分自身、シーズンの途中 で引き継ぎを行った経験があり、当時は試合が半分近く終わっていました。そこでバトンを引き受けるのは難しい部分もありました。だから新しい社長に代わっ て新シーズンをスタートさせたほうがいいだろうという判断です。発表が直前になってしまったのは、新規スポンサーとの話の途中で社長が変わるのはよくない と。サッカーで言うと90分やりきりたかったからです。
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