「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「壁を越えれば入るかなと」中村・「負けていたので前に行くしかなかった」(仲川) [福岡戦後コメント]

【試合を終えて】
エリク・モンバエルツ 監督

「今日のゲームは完全に我々が攻撃、相手が守備というような展開だった。残念ながら最初のFKで失点してしった。そのあとは福岡がブロックを敷いて我々にスペースを与えなかった。後半からはその狭いスペースでもスピードを持ってプレーできる選手を投入した。それによって後半はチャンスを作れたのではないかと思う。そして相手の守備陣にプレッシャーをかけ続けてFKを取るという展開に持っていくことがきた」

――ゴールを決めた中村の評価は?

「もちろんセットプレーは素晴らしかったが、それ以上に、彼は病気で一週間トレーニングを抜けていたのに、あれだけのパフォーマンスをしたというのは素晴らしいと思う」

――2試合で1ゴールという攻撃面についてはどう考えている?

「我々はチャンスを作っている。あとは、やはり個人の力というが足りず、チャンスが得点に結びついていない」

MF 10 中村 俊輔

「(FKでの得点について)練習ではあまり当たっていなかった。角度があったのでファーに蹴ることも考えたけど、相手のGKが大きくてポジションも前に出ていた。壁を越えれば入るかなと。スピードは良かったと思う。すくうというよりは当てる感覚。いまのボールは去年と違って軽いので、インパクトしないと飛んでいかない。でも、勝ち点1しか取れていない。負けて帰るのと引き分けでは全然違うけど、チームをどうやって勝たせるかのほうが大事」

 

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FW 19 仲川 輝人

「後半からゲームに入って、負けていたので前に行くしかなかった。自分が流れを変えて、シュートを打ったりすることでリズムを変えたかった。その部分はまずまずの手ごたえがあった。サイドに開きつつも中に入ってボールを受けることを意識していた。でも前を向ける場面でボールを後ろに下げていたので、そこはもっと良くなる。あとはゴールの部分。2本あったチャンスは、どちらもイメージはできていた。でもイメージ通りのシュートにならなかった」

MF 6 三門 雄大

「特に指示はなかったけどやるべきことはハッキリしていた。ただ自分の前にいるのがテル(仲川)だったこともあって、クロスは1本しか上げていない。ヒョウくん(兵藤)のようなタイプなら自分が追い越していく動きもあるけど、テルはスピードがあるので自分で前に行ける。それはテルの特徴でもあるからいいと思うけど、その中で自分ももっと攻撃に絡めるようにしたかった。今日は勝たないといけない試合だった。正直言って勝ち点3を取らないといけないゲームだった。甘いというか足りない。自分が試合に出る、出ないにかかわらず、もっと突き詰めていかないといけない。2試合で勝ち点1はポジティブに捉えようと思っても捉えようがない」

MF 25 前田 直輝

「試合の入り方はそんなに悪くなかったし、個人的にはやれている感覚もあった。でも監督がああいう決断をしたのでそれに従うだけだった。自分としてはそんなにネガティブな印象は持っていない。監督の信頼を得るには結果にこだわらないといけない。45分で交代になったので難しい部分もあったけど、チームとして負けなかったことが唯一良かったこと。練習や練習試合よりも今日のほうがやりやすかった」

GK 21 飯倉 大樹

「最初の失点がすべて。あれがなければ勝っていた。オレが触れずに失点して、難しいゲームになった。オレとパンゾー(小林)とボンバー(中澤)が重なって、自分がボールに触れなかった」

 

 

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