「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「遠藤はチームの中で最も速い選手。齋藤より速い」(監督)・「ボールを持ったら全部仕掛けていく」(遠藤) 他 [新潟戦前コメント]

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「今週はまず自分たちのプレーをより良くするためのトレーニングを行ってきた。我々は攻撃面を改善しなければならない。もちろん勝つためには相手の特徴を理解することも必要で、そのバランスが大事になる。我々の問題点として、ここ数試合を振り返るとサイドの攻撃を活性化させる必要がある。サイドでスピードアップするためのどのような組み合わせにするか。守備も含めたバランスが必要だが、正直言ってここまではそのバランスが見つかっていない。

 開幕戦の仙台戦では兵藤を入れた。それは守備的な組み合わせで、内容は少し物足りなかった。ビルドアップはできているので、そこからサイドでリズムチェンジとスピードアップが必要になる。たとえばテル(仲川)はスピードを持っている。でも守備面を向上させなければいけない。(天野)純は左足でプレーできるが、スピードが落ちる。遠藤も可能性がある。彼は練習でスピードとパワーがあることを示している。

 遠藤は今週すごく良かった。チームとして裏を取るために、サイドを活性化させたい。遠藤はサイドでスピードとパワーを見せている。だから試合で見たいと思う。遠藤はチームの中で最も速い選手。(齋藤)学より速い。彼はトレーニングでクオリティを見せている。そこは公平に、正確に見ないといけない。ほかの選手がサイドで良いプレーを見せているなら解決策を探さなくていいが、いまは相手に脅威を与えるために解決策が必要」

 

DF 22 中澤 佑二

「アウェイの新潟戦はずっと勝てていない。でも相性は関係ないし、データはいつか覆る。いまのチーム状態として先に点を取られると苦しい。2点取る力はまだない。我慢する時間が長くなると思うし、攻めている状況でもリスク管理だけはしっかりしないといけない。この試合も勝てないと1stステージの優勝争いは難しくなる。2ndステージに気が向いてしまうようではいけないので、まず1勝したい。どんな形でもいいのでゴールして、勝ち点3を取りたい」

FW 17 富樫 敬真

「開 幕戦からの2試合は途中出場という形でもチャンスをもらえている。それなのに自分自身が結果を残せていないし、チームとしても勝てていない。その結果に対 して少なからず責任を感じている。でも自分がやるべきことは先発でも途中出場でも、これからも大きく変わることはない。とにかく続けること。クロスに対し て何度でもゴール前に入り直してチャンスを狙う。もちろん先発になればそのチャンスの回数が増えると思うけど、途中出場だとしてもゴールを狙うプレーは変 わらない」

 

 

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GK 21 飯倉 大樹

「いまは前線でリズムを作ることが難しいので、後ろの選手は耐えるしかない。開幕からの2試合はもったいない失点が続いている。福岡戦では自分のミスで失点してゲームを難しくしてしまった。まずは前半を無失点で終えることが重要。大量得点してくれればありがたい(笑)。でもサッカーは1点取れば勝てるスポーツでもある。シュンさん(中村)が入ったことでひと呼吸つけるし、それは守備のリズムにもつながる。勝たなければいけない」

 

DF 23 下平 匠

「チームとしてどうやって勝ち点3を取るか。そのためにどうやって得点を決めるかが課題だと思う。仙台戦と福岡戦では押し込むことはできているので、あとは最後の崩しとフィニッシュの部分。押し込んでいるわりに決定的なチャンスが少ない。新外国籍選手が加入するから解決という問題ではなく、チーム全員で考えなければいけない。精度を上げることはもちろんのこと、もっと枚数をかける必要があるかもしれない。ただ、DFとして最低限のリスク管理だけはしっかりしたい」

 

MF 10 中村 俊輔

「コンディションは少しずつ上がっている。福岡戦は90分出る予定ではなかったけど、試合展開として仕方なかった。試合が終わってからは筋肉痛がひどい。37歳の筋肉痛はすごい(苦笑)。インフルエンザで休んでいた時間が長いので、まだサッカー選手の体に戻っていない。でも、そういう状況でも結果を残さなければいけない。若い選手の良さを引き出してあげることが、自分の良さを出すことにつながる」

 

MF 8 中町 公祐

「厳しいチーム状態なのはわかっているけど、試合に出る立場としてやるしかない。今回は若い選手が多く試合に出るかもしれない。そういった状況で年上の選手としてやるべきことがある。どんなときでも平常心で、冷静にゲームコントロールしたい。シュンさん(中村)がいることでタメができるし、相手を押し込むことはできている。あとはフィニッシュの崩しのところを工夫したい。枚数をかけることも必要なので、そこは自分の役割だと思っている」

 

DF 13 小林 祐三

「自分の前のポジションは毎試合変わっている。遠藤はスピードがあるし、強いキックもある。基本スペックの高い選手だと思う。それを生かすも殺すも、彼自身と周り次第になる。彼がのびのびプレーできるかどうかは自分のプレーにもかかっている。新潟の左SBコルテースはスピードと馬力がある選手で、攻撃面に特徴がある。でもそこにしっかり対応できればウチの攻撃でチャンスを作れると思っている」

 

MF 18 遠藤 渓太

「今 週の前半は(齋藤)学さんが日本代表候補合宿でいないことがわかっていたし、自分はキャンプのときからそのポジションでプレーしていた。実際に練習でレ ギュラー組の左MFに入ることもあって、自分のモチベーションは上がっている。まだプロとして何もしていないので大きなことは言えないけど、チャンスが あったら全力を出す。ボールを持ったら全部仕掛けていくつもりでプレーして、ゴールやアシストに絡めるように結果にこだわってプレーしたい」

 

 

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