「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「真ん中に蹴ることは2年前から決めていた」(伊藤)・「勝ったことが一番大事。勝たなければ評価にならない」(金井) [鳥栖戦後コメント]

 

試合を終えて

【コメント】

エリク・モンバエルツ 監督

「前半は自分たちのクオリティを出せていた。スピードあるプレーを出して、1-0でリードしたのはロジックだった。後半はフィジカル的に苦しくなったが、選手はメンタルの強さを発揮して勝利できた。選手を称えたい」

――勝ち点3を取れたことを含めて収穫は?

「勝利のいい流れを継続できたのはいい点。我々には若手が多くいて、彼らには試合経験が必要。ナビスコカップを通じて試合経験を積み、試合のリズムやテンポに慣れることができたのは収穫だった。メンタル的な強さを発揮したことがチームと選手の成長につながる」

 

FW 16 伊藤 翔

「辛くも勝った。林くんとはずっと一緒にやっていたから、飛んでくれるだろうと思って真ん中に蹴った。真ん中に蹴ることは2年前から決めていた。このメンバーで勝ったことに価値がある。今日勝たなかったらグループ―リーグで敗退する可能性が高かった。みんなよく走って、守った。相手のCKから危ないシーンもあったけど、あれだけの本数があれば1本くらい危ない場面もある。個人的には、先発だろうと途中出場だろうと試合に出たら仕事をしないといけない。でも一定のペースでやっている。焦り過ぎず、ちょっと焦るみたいな。気持ちの浮き沈みは日常茶飯事だけど、そればかりではいいプレーができない」

 

MF 29 天野 純

「このメンバーで勝ちたかった。(栗原)勇蔵くんやテツさん(榎本)やヒョウくん(兵藤)といった先輩が引っ張ってくれて、それに僕らがついていった。偉大だと思っていて、自分もそういう存在になりたい。個人的には長いトンネルの中にいる感じだけど、でも少しずつ光が見えてきた。自分を信じてこれからも練習していくしかない。ウチはセンターラインがしっかりしているので、ロングボールを入れられてもはね返せると思っていた。だから自分はセカンドボールを拾うことだけ考えていた。そういう意思統一があったから勝てたと思う。(バー直撃のロングシュートについて)ああいうのは得意。自分としては決めないといけないと思っている」

 

 

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DF 4 栗原 勇蔵

「ウチらの場合、試合時間もそうだけど練習時間もあまりない。みんなで踏ん張って、テンションを上げて勝てたことがデカい。最後までみんなで頑張って勝てたことはよかった。こういう立場だから、とにかくやるしかない。でも試合に向けた練習はなかなかできない。うまくいかないことが多いけど、それでもこうやって試合に勝つことがアピールになる。オレは前半30分くらいに肉離れみたいになって、そのあとダッシュできない状態だった。最後は(新井)一耀も(パク)ジョンスも足をつっていたけど、それは自分が走れないぶんをカバーしたからじゃないかと思って、情けない気持ちになった」

 

DF 24 金井 貢史

「褒められる内容ではなかったかもしれないけど、このメンバーで結果として勝ったことが一番大事。勝たなければ評価にならないし、個々のアピールだけになっても意味がない。ただ、その上で個々がアピールできたかというと微妙なところもある。自分はいいプレーと悪いプレーがハッキリしすぎていたし、つまらない凡ミスが多すぎた。あれだけ評価されないし、リーグ戦にもつながらない。すべてにおいてもっと精度を上げなければいけない」

 

 

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