2016年05月09日 20時01分　
カテゴリ： 選手コメント

【試合を終えて】

エリク・モンバエルツ　監督

「今日のゲームは二度リードするなど、勝つべきことをやっていたと思う。ただ個人の守備のところでの大きなミスがあって、こういう結果になってしまった。二回とも甲府に同点に追いつくチャンスを与えてしまった。そのあとチャンスをたくさん作ったが決め切ることができなかった」

――後半の20分過ぎくらいから運動量が落ちたように見えたが、これは暑さのせいか？

「運動量が落ちたのは両チームともそうだったと思う。確かに、ここ最近なかった暑さだった。でも、最後は我々が強さを出せていたと思う」

――チームとして、これからどういう攻撃を目指していこうと考えているか？

「前半そうだったが、相手が低い守備ブロックのときに中央を突破するというのは難しい。良いタイミングで裏への動き、複数の裏への動きというものが必要だった。前の選手の動き出すタイミングを、パスの出し手、味方と合わせていくことが必要。今日はスペースがなかったと同時に、裏への動きが足りなくて、裏を取ることができなかった」

――これで4試合未勝利だが、次の試合どのような点を改善していくか。

「毎試合、ゲームの課題というものは変わってきます。今日のゲームでは、相手の低いブロックに対してどう攻略していくかということが課題だった。鹿島戦はまた違う問題を解決しなければいけない。我々は、昨年はJリーグの中でもトップクラスのディフェンスだったが、今年は失点が多すぎる。守備のクオリティを取り戻すようにトレーニングしていきたい」

DF 22 中澤 佑二

「モヤモヤしている。ここ数試合、全部いろいろなミスが重なって知ってしている。チームとしての守備どうこうではない。個々のワンプレーが失点に直結してしまっている。ミスが起きるというところでマイナスのエネルギーが働いている。焦りはないけど、どうすれば落ち着くかという鉄板のようなものが見えない。原点回帰したいけど、原点が見つからない。チームとして戦わなければいけないのに個人で戦っている。中3日での連戦だけど、個人的なコンディションは悪くなかった。今日はスタジアムに入るときからサポーターが良い雰囲気を作ってくれた。でも後半はガクッときて全体的に足が止まってしまった」

MF 18 遠藤 渓太

「前半の飛び出しと後半シュンさん（中村）からパスを受けたところを決めていれば試合を決定付けられたと思う。そのすぐあとに同点に追いつかれてしまった。どういうシーンだったのか、正直記憶がない。でも時間があっていろいろ考えて右足で狙ったけど、それも力み過ぎてしまった。A契約になって何かが変わったわけではない。自分では焦っているつもりはないけど、どこかで焦っている自分がいるのかもしれない。もう少しメンタルのところを整えないといけない」

MF 11 齋藤 学

「いまのチーム状況として、ここ何試合かの失点は自分たちのミスからばかり。崩されての失点はほとんどない。僕自身はチームが点を取ってからアグレッシブにできていたので、それがもっとチーム全体に広がればいいと思う。点を取ったあと落ち着こうという流れがあって、もっと前へ行ったほうがいいと思ったので監督に言いに行った。あとは右サイドでパンゾーくん（小林）と絡んでチャンスを作れた。いま苦しい状態だけど、これを乗り越えたときにマリノスは強くなると思う」

DF 13 小林 祐三

「普通にやっていれば2-2になる試合ではない。勝たないといけない試合だったことは間違いない。今年はこのチームで経験していないことがたくさん起きる。前回は名古屋に3失点したし、今日は甲府に2点取られた。自分がマリノスに加入して6年目だけど、初めてのことばかり。ミスは誰にでも起きるものだけど、ミスにも種類がある。いまは一つミスが起きると、その次もミスが連鎖する。今日の失点にしても、1失点目は一度、（飯倉）大樹が止めて流れを切ったはずなのに、そのあとにもミスが起きている。流れが悪いですませてはいけない」

DF 4 栗原 勇蔵

「ファビオがどこか痛めたみたいで、それには自分も気がつかなかった。急な出番だったけど、入ってからは後ろに戻るような時間もなかった。でもプレーした2～3分でチャンスは2～3回あったと思う。良い流れのときはああいう展開でゴールが決まる。でも流れが悪いときはミスが失点につながってしまう。今日はまさにそんな感じのゲームだった。ミスが伝染している状況だと思う。ゴールは決まっているわけだから、大事にしないといけない」