「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「代表に行かなくてもナビスコカップがある」(齋藤)・「自分にとってレイソルのユニフォームは特別」(小林) [柏戦前コメント]

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「神戸に勝利して、チームは自信を取り戻しつつある。いまの精神面や団結心を持ち続けることが重要だ。いずれにせよナビスコカップも含めて勝利が続くのは嬉しいこと、喜ばしいことだ。マルティノスのポジションについては、いま考えている。(天野)純か(遠藤)渓太かテル(仲川)になるだろう。遠藤は特別なクオリティを持っているが、決定的な仕事はできていない現時点ではゴールもアシストもゼロだ。彼はゲームの中での判断力を磨かなければいけない。シチュエーションに応じてプレーする必要がある。

(栗原)勇蔵はプレーするチャンスを得て、そのチャンスを生かした。勇蔵がこのまま試合に出るかもしれないし、そのときは誰かが先発から外れることになるだろう。まずはけがをしている選手がどれだけ状態を戻しているかだ。いま、我々には4人のCBがいる。ボンバー(中澤)、勇蔵、ファビオ、(新井)一耀だ。この4人でうまく戦っていきたいし、競争があるのはポジティブなこと。すべてのポジションが高いレベルでの争いになってほしい。

 柏には若手がたくさんいるが、彼らはクオリティの高い若手が多い。そして彼らは伝統的なスタイルを持っている。柏にしっかり対応するために、強い気持ちでゲームに入らなければいけない。注意しなければいけないのはブラジル人のストライカーと身長の小さなアタッカー、それと右サイドの選手にも注意が必要だ」

 

MF 11 齋藤 学

「(日本代表に選出されなかったことについて)結果を出していないので仕方ない。でも自分の中では成長できている手ごたえがあるし、向上心を持ってプレーできている。ポゼッションしているところからスピードアップしてチャンスを作ることができている。結果が足りないことはわかっている。でも、それだけを考えてチームが勝てないのでは意味がない。悔しい気持ちはあるけど明日の柏戦に勝ちたいし、代表に行かなくてもナビスコカップがある。いまはレイソルとか相手云々ではなく自分たち次第。甲府戦や鹿島戦は結果が出てなかったけどチャンスを作れていた。神戸戦は結果が必要な試合だったけど、1点取ったあとに守りに重きを置く感じがあって、そこは自分としては少し不満がある。リスクを冒さないと2点目は取れないし、そういう姿勢を見せることも大事」

 

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DF 13 小林 祐三

「開幕からこんなに完封勝利がなかったシーズンは記憶にない。それでも神戸戦の、特に前半はいい形で守れていた。このリズムはチームとして大切にしたいと思う。レイソルは、いよいよ一緒にプレーしていた選手がほとんどいない。自分も移籍した選手だけど、再会という感情は月日が流れるごとに薄れていくのかもしれない。でも自分にとってレイソルのユニフォームが特別なものであることはいまも変わらないし、これからも変わらない」

 

DF 23 下平 匠

「対面する伊東はスピードがありそう。映像で見ていると、横にボールを預けて前のスペースにランニングするプレーが多い。甲府でプレーしていたときはFWだったからあまりスピードを感じなかったけど、サイドでスペースがある状況のほうが速く感じる。少し距離を取って守ることも必要だし、そこでの1対1で負けると苦しくなる。まずは自分がしっかり守ることで相手のストロングポイントを封じたい」

 

 

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