「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「蹴りたいオーラを少しだけ出したけど、シュンさんが蹴ってよかった(笑)」(伊藤)・「いい舞台を用意してもらった」(中澤) [仙台戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク・モンバエルツ 監督

「ここに来たのは、勝つためだ。ナビスコカップを勝ち抜くために来た。そして今日は我々の強みを生かせた。堅い守備とボールを奪ってからの速い攻撃だ。もう少しプレーに正確性があれば、もっと点差を広げることができたのではないか」

――先制点を取った中村選手の試合全体を通しての評価は?

「彼は1点目を取って、決定的な仕事をしてくれた、そのほかでもビルドアップでチームに貢献してくれている。ビルドアップからスピードアップする局面でも彼は貢献している。まさしくチームの象徴となるプレーをしてくれた」

 

MF 8 中町 公祐

「チーム全体で予選を戦ってきた。内容的には相手がボールを持つ時間帯が長かったけどカウンターでチャンスを作れていた。前半のうちに1点取れていなかったとしても、同じ戦い方を続けることを意識していたと思う。仙台のサッカーは両SBがサイドMFのような位置取りになるので、どうしても相手が押し込まれているような見栄えになってしまう。そこに対してしっかりマークをつけるという判断で戦ったということ。危ない場面は三田のシュートくらいだったはず。でも嫌らしい場所にボールを入れられたり、ボールの取りどころがないという感覚はなかった。カウンターは23人で攻める形ができていた。それは昨年までにはなかったプラスα。人の違いもあるけど、意識が変わってきた部分も大きい」

 

 

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FW 16 伊藤 翔

「予選を突破できるチャンスを生かせてよかった。今日の試合は内容よりも、とにかく勝って上に進むことが重要。そういう意味でいいゲームができたと思う。仙台のパフォーマンスも悪くなかったと思うけど、それをしっかり上回れたことも大きい。ルーズボールの競り合いは調子が良かった。1点目も2点目も自分のところでマイボールにできて、そこからゴールにつなげることができた。相手が人に対して強くくるタイプだったので、その力をうまく利用できた部分はある。あとは自分自身も決めるチャンスがあったので、そこはしっかり決めないといけない。PKはシュンさん(中村)が自分で獲得したものだから、蹴りたいオーラを少しだけ出したけど、シュンさんが蹴ってよかったと思う(笑)」

DF 4 栗原 勇蔵

「今日はリーグ戦のメンバー主体だったけど、みんなが責任感を持ってプレーしていた。これまで若手を中心に頑張ってきた姿を見ていたし、それに報いるためにみんなで戦えたと思う。自分も最初は庵ビスコカップのメンバーから始まって、最近になってようやくリーグ戦にも出られるようになった。長い間勝つ喜びを忘れていたけど、ここ最近また思い出せるようになってきた。サポーターも喜んでくれて、そのためにやっているといっても過言ではない」

GK 1 榎本 哲也

「ラッキーな部分もあったけど、それでもゼロで抑えようという気持ちでプレーしていたので、それが達成できてよかった。11人でやっているので無失点は自分の結果ではない。でも輪の中にいられるのは嬉しい。ナビスコカップは若手中心でやってきたし、自分もその中でプレーしていた。それでも結果を出してきたし、自分は若手から刺激をもらってパワーに変えてやってきた。個人的に失うものはない。1試合ずつ負けたら終わりというつもりでやっている」

DF 15 新井 一耀

「監督から事前に言われていたので、イメージはできていたし、準備もしていた。でも左SBは人生で初めて(笑)。緊張はいつもしているけど、デビューした頃よりは落ち着いてボールを持てるようになった。そういった部分の成長は自分自身でも感じている。いろいろなポジションで試合に出させてもらうことで、いろいろ勉強になった」

DF 22 中澤 佑二

「今日は勝って上に行けたことがすべて。1点目はシュン(中村)がよく走ってPKを奪って、決めてくれた。シュンが頑張った結果。でもシュンが相手の裏に走ったことでああいう場面が生まれた。それはとても大事なこと。若いコたちが望みをつないでくれて、おいしいところを持っていったような形になってしまった。いい舞台を用意してもらった」

 

 

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