2016年07月10日 16時22分　
カテゴリ： 選手コメント

【試合を終えて】

エリク・モンバエルツ　監督

「前半は良いプレーができていなかった。自分たちはゲームをコントロールすることができていなかった。ただ、（齋藤）学の素晴らしい個人技でゴールが生まれて1-0でリードすることができた。ハーフタイムに修正して、後半はある程度ゲームをコントロールしてチャンスを作れていたと思う」

――齋藤の成長について

「彼の裏への動き、裏へのプレー、個人でイニシアチブをとって、積極的に前に出て行く。そこは本当に素晴らしいと思う。そして攻守において運動量も素晴らしかった。今日は1点ではなくて、もっと点が取れていてもおかしくなかったと思う。自分で責任感を持って、決定的な仕事をする。チームにとってもなくてはならない存在だと思う」

――1stステージのホームゲームであまり勝てなかった原因は？

「1stステージのいくつかのゲームでは、内容的には良く勝利に値するゲームをしていたが、得点に結びつけられずに勝てないゲームがあった。逆に、いくつかのゲームは相手の力が上で、負けに値するゲームだったと思う。2ndステージは得点のところが1stステージから少し改善できている」

――今シーズン、福岡と3回対戦して負けがない。相性の良さを感じるか？

「やりやすい相手ということではないが、福岡戦ではウェリントンの強さに対する守備という部分が重要なポイントになる。そこでしっかり守備をしてカウンターで攻める。それがうまく機能していると思う」

FW 17 富樫 敬真

「湘南戦でけがをして、本当はこの試合は難しいかなと思っていた。でもメディカルスタッフの方々のおかげでピッチに立つことができた。（得点場面について）ボールが来た瞬間にファーストタッチがうまくいって、あとDFが右から来ているのがわかったので先に体を当てた。そのあとGKが出てくるのが見えたので、右足よりも左足でボールを触ったほうが早いと思って足を伸ばした。言葉にするとなかなか難しいことだけど、集中しているときは身体が自然に動く。リーグ戦で2点取ったあと、なかなか出場機会がなくて、そのあとにもらったチャンスでも結果を出せなかった。2ndステージは新たな気持ちでやっているし、これからも過信せずやっていきたい。僕は最低限の結果がゴールだと思っている。ほかのところで大きな違いを出せるわけではない」

DF 22 中澤 佑二

「今日の立ち上がりは前からしっかり行こうと話していた。でも、なかなかスイッチが入らず攻守ともにバタバタしてしまった。福岡が特殊なことをやってきたわけではない。マリノスがチグハグだった。今年のホームゲームはどうしても立ち上がりが悪い。結果だけ見ればいいけど、内容的にはいいものではない。でも改善すべきところはたくさんある。未熟だからこそ慢心することなく練習に取り組める。厳しい戦いをしながら少しずつ順位を上げていきたい。勝ち続けて2ndステージを獲りたい」

MF 11 齋藤 学

「内容的には全然良くない。3-0、3-0で連勝してもスッキリしない内容。もっと落ち着いてプレーしないといけないシーンが多い。自分のゴールというよりも、その前の時間帯から喜田のところで落ち着いてボールを回せるようになっていた。その中で自分がサイドから仕掛けて得点が生まれたということ。勝ち続けながら内容を良くしていきたい。3-0、3-0で連勝したのに内容が良くないというのはウチの特徴かもしれない（苦笑）。システム変更して相手に主導権を握られる時間帯は増えたかもしれない。でもそのかわりゴール前での厚みは増した。2点目みたいなシーンは2トップだからこそ生まれた」

FW 16 伊藤 翔

「2-0になってから相手の守備が緩くなった。その中でもしっかり勝つことが大事だし、そういう状況にできたのも自分たち。（自身のゴールについて）オマケだね（笑）。もちろん点を取れたのは良かったし、2-0から1点取られて終わるよりも3-0で終わるほうがいい。パスを受ける瞬間、そのまま打つか、一度トラップして打つかを考えた。でも一度止めて打てなくなるよりも打ったほうがいいと思って振り抜いた。これから強い相手を倒さないと上には行けない。まだまだこれから」

GK 1 榎本 哲也

「序盤はあまり良い内容ではなかったけど、（齋藤）学のスーパーゴールがあって、そこから気合いを入れ直して戦うことができた。今日は学の先制点がすべて。前回はマルちゃん（マルティノス）が先制点を決めてくれて、そういう展開になると守備も引き締まる。勝てて良かったけど、連戦なので切り替えて次に臨みたい」