2016年08月28日 17時56分　
カテゴリ： 選手コメント

【試合を終えて】

エリク・モンバエルツ　監督

「とてもハードなゲームだった。そしてゴール前のエキサイティングなシーンもとても多いゲームだった。前半、我々は何回かチャンスがあったが、鹿島に苦しめられた。後半はいいスタートを切って、鹿島にプレッシャーをかけて先に2点目を取ることができた。ただ、この2-1をキープするための守備組織を構築することができなかった」

――後半、左サイドを崩されて何度か危ない場面があったことについては？

「そのとおりだった。我々の左サイドの背後を取られていたので、交代のところも左サイドのスペースを消すためという狙いがあった」

――齋藤選手のゴールについては？

「個人技を生かしてプレーする、そこが彼のスタイル。今日は得点も取ったし、ゴール前までボールを運んでFKもたくさん取っていた」

――2ndステージは引き分けが多い。これは粘り強く戦えているということなのか、それとも勝ち切れていないということか？

「今日のゲームは最後まで選手が良くやってくれたと思う。確かに引き分けが多いが、チャンスを作るところまではうまくできている」

MF 7 兵藤 慎剛

「全体的にアントラーズの調子が良くなかったのでもったいない試合だった。1失点目は二人だけの関係で崩されている。守備の人数は足りているのに、ファーストDFの寄せが甘くて、パスに対してもケアが足りなかった。でも前半の最後に点を取れて、後半も自分たちのリズムで戦えた。キー坊（喜田）が下がった役割をするので、自分は比較的自由にできた。特に後半はウチのリズムだったので前へ行くことができたし、するする上がっていく自分の持ち味も多少なりとも出せた。ただ、点を取ってから守りに入る意識が強過ぎたし、それをやるための精度も足りなかった」

FW 16 伊藤 翔

「前節の前まで2ndステージは無敗だったし、引き分けが多い中でも負けなかったけど、FC東京戦で初めて負けてしまった。だから今日の鹿島戦はとても重要な試合だった。連敗だけは絶対にできなかたので、選手は高いモチベーションでこの試合に臨めたと思う。逆転してからも前へ、前へという意識を持ってプレーできていたと思う。それでも失点してしまったのはもったいなかった。前線の選手の立場としては、もう1～2点取れれば守備陣をラクにできたという思いもある」

MF 11 齋藤 学

「今日の試合は戦術的なものも含めて鹿島相手に良いゲームができたと思う。（1点目について）シュートかクロスかは半々。しっかりとした軌道で曲がれば自分のゴールだし、味方が決めてもいい。自分のゴールは相手のミスからだけど、しっかり自分のリズムでドリブルできたことが良かった。前半からドリブルはあまり取られなかったので、それが結果に表れたと思う。でも勝ち切れなかったことに力不足を感じるし、こういう試合を勝つことで上位に行ける。サポーターと会社が良い雰囲気を作り出してくれた試合で勝てなかったのは残念だけど、ルヴァンカップはタイトルがかかった試合なので気持ちを切り替えたい」

DF 24 金井 貢史

「（オフサイドになったゴールについて）自分はあれで生き残ってきたようなもの。だからこそ決めたかった。後半のチャンスの場面はファン・ソッコにブロックされてしまった。相手のブロックはうまかったけど、それも決めないといけなかった。それと1失点目は自分のミス。あのコースをパスが抜けてくると思わなくても、もっと早く体を当てないといけなかった。逆転に成功してリードしてから交代になるのも悔しい。途中交代するのがパターンになっているけど、それは自分の力が足りないから。もっと良いプレーをして信頼を勝ち取れるようにしたい」

DF 22 中澤 佑二

「（伊藤）翔と（齋藤）学が1点ずつ取ってくれた。2点取ってくれたのに踏ん張りきれなかったのはディフェンスラインの責任。1点目は人数が足りていたのにスルーパスで崩されてしまい、2点目は5バックだったのに裏を取られてクロスを上げられている。どちらも人がいるから出足が遅くなってしまったのは反省。こちらの2点はとても良いゴールで、どちらも学の良さが出た。サイドにこだわらないことでドリブルに幅が生まれている。翔も久しぶりの先発でいい働きをしたと思う」

DF 4 栗原 勇蔵

「3バックというか5バックのイメージで試合に入った。相手ボールからのスタートとか、システム変更でマークのズレがあったとか、いろいろなタイミングがある。でも、あの状況で自分がピッチに入ってクローズできなかったことは悔やまれる。こういう機会はあまりないので、だからこそ結果を残せなかったことが悔しい。前半の終わりに追いつけたことで自分たちのリズムだったし、その勢いで逆転することもできた。勝てるかと思ったけど、鹿島はやっぱり強いし、うまかった」