「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「サポーターもどうすれば勝ち上がれるかをわかっていた」(栗原)・「GKは運も大事」(榎本)・「ラッキーだった」(中澤) [大宮戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク・モンバエルツ 監督

「とても高い強度のゲームだった。我々を後押ししてくれたサポーターたちに感謝したい。まさに彼らはチームの12番目の選手だった。今日はなんとしても勝たなくてはならないゲームだった。前半はやるべきプレーをしていたと思う。後半は、よりオープンな展開になった。我々にとって今日一番大事なのは、勝ちにいくということだった」

――第1戦とは逆に、かなりいいゲームができたと思う。その要因について教えてほしい。

「前回の試合は自分たちの守備ブロックが低すぎて、ボールが奪うところができていなかった。今日はブロックをもっと高い位置に敷いて、より高い位置でボールを奪うというところが一番のポイントだった」

――ベスト4に入ったことについては?

「まずは、今日の結果と、ベスト4に残れたということを喜んで、また時期が来たら準決勝への準備をしていきたいと思う。このルヴァンカップを最後まで勝ち抜くためには、今日のような精神面を選手が持って戦い、全力を尽くすという戦いが次も必要になる」

 

 

DF 24 金井 貢史

「アウェイでの自分のゴールが生きてよかった。今日はチームとして戦えた。今日だけでなく予選リーグからチーム全員で戦ってここまできた。みんなの努力が報われる結果になってよかった。今日はチームとして高い位置でボールを奪おうという狙いがあった。個人的には対面したマテウスをフリーにしないことを心がけた。最初のプレーで裏を取られてしまったけど、そのあとはある程度抑えられたと思う。90分を1-0で終えられたのは狙い通り。あとは2点目を取って仕留める力をつけられたらもっといい。相手に助けられた部分もあるけど、勝つときは運もある」

 

GK 1 榎本 哲也

「リーグ戦も含めて失点ゼロで抑える試合がずっとなかった。それが自分の中で気になっていた。この大事な試合を1-0で終わりたいと思っていた。それができてホッとしている。グループステージから若手がつないできたものがある。それを結果として実らせないと意味がない。3点取れるチーム状況ではない。1-0のまま進めて、なるべく間延びせずにカウンターで2点目を取るのが理想だった。でも1-0は今後につながる勝ち方だった。マリノスらしい。ただ、ただホッとしている。余計なことをしない、余計なことを考えないと心がけた。個人的にイレ込むとよくないから。足に当たって止めた場面だけ“当たっている”と思った。GKは運も大事だから。個人的に関わっていないタイトルはルヴァンカップだけなので、タイトルを獲りたい」

 

 

下バナー

 

DF 4 栗原 勇蔵

「(交代について)足をつった。鼻血も出た。興奮していたのかもしれない。申し訳ないけど、いまのオレの体はこんなもの。最初の最初はピンチもあって、この前の試合の続きかと思った。でもちょっとしたら落ち着いた。勝ち進むためには、1-0で勝つのが現実的だとみんなで話していた。本当にそうなったのはみんなが力を合わせて戦ったから。試合会場がホームで、1-0で勝つ雰囲気を作ってくれた。サポーターもどうすれば勝ち上がれるかをわかっていたし、その部分でもチーム一丸となれた」

 

DF 22 中澤 佑二

「ラッキーだった。いつ点を取られてもおかしくない状況だった。守備は崩される場面が多かった。マテウスのところで起点を作られて、ウチの左サイドを非常に苦しかった。カイケのシュートと、その前の(齋藤)学のプレーはよかった。でも後半はたくさんあったチャンスを決められず、そのあとはいつ点を決められても不思議ではない展開だった。次のステージに進めるのはうれしいけど、内容的には褒められるものではない。ただ、歳をとってからタイトルを獲るチャンスがあるのはうれしいこと。やっとタイトルが手を伸ばすところまできている」

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ