「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「自分は移動と時差があったけど、若いから疲れたなんて言っていられない」(遠藤)・「サイドの攻防がポイント」(金井)他 [仙台戦前コメント]

 

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「この2日間はとにかく疲労を回復させることしかできない。コンディションについては試合当日にならないとわからないが、回復できると思っている。スタメンはまだ決めていない。試合にたくさん出ている選手は疲労を考慮しなければいけない。ただ、多くのポジションには代わりの選手がいる。(遠藤)渓太は齋藤のポジション、前田はマルティノスのポジションができる。そしてFWは3人いる。SBは人数が足りないが、多くのポジションは問題ない。中町は90分プレーするのは難しいが、(天野)純もいる。うまくローテーションしながら戦う。中村はようやくグループに戻ってきた段階だ。おそらく来週くらいにはベンチに入れるのではないか。来週1週間の状態を見ないとわからないことだが。

(仙台戦について)ベースとなるのは良い守備をすることだ。特にボールを奪うことをしっかりやらなければいけない。それができないと走らされて無駄なエネルギーを使ってしまうだろう。二つ目は奪ったボールを簡単に相手に渡さないこと。ゲームをうまく進めたい。そのために、まずはボールを奪う場面での守備が重要になる」

 

MF 11 齋藤 学

「水曜日の天皇杯で120分間プレーしたわりには元気。けがは痛いけど、試合は大丈夫な気がしている。仙台戦に関しては、戦術ももちろん大事だけど、一番はそこじゃない。ここまでくると戦術よりもメンタルが大事になる。自分たちはルヴァンカップで準決勝に進出して、天皇杯も苦戦したけど3回戦に進めた。もう一度気持ちを盛り上げて仙台戦に臨みたい。(日本代表について)周りはいろいろ言うだろうけど、まずはあのピッチに立っていることが重要。自分はそこまでいっていないので、あの場に行けるように今やれることをやっていくだけ」

 

DF 22 中澤 佑二

「自分は疲れていない、余裕です。疲れていると言ってしまったら、試合前から負けたときの言い訳をしていることになる。だから疲れていない。中2日、中2日の日程で、しかも延長戦を含めた120分をこなしてからリーグ戦を戦うことはあまりない。しかもこの夏場の暑い時期にやった経験はないと思う。疲れを言い訳にせず、どれだけ走れるか。相手よりも走らなければ勝てないし、勝つために一生懸命プレーする」

 

 

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MF 7 兵藤 慎剛

「ルヴァンカップの大宮戦と延長戦に入った天皇杯で、みんな力を出しきっていると思う。幸いどちらの大会も次のステージに駒を進めることができたので、メンタル的には前向きにリーグ戦に臨めるはず。自分は天皇杯に出場していないので中1週間あって仙台と戦える。周りは疲労で足が止まってしまうかもしれない。でもその中で自分に何ができるか。チームメートの分も自分が走って、足を止めないことでボールを動かしたい。あとはセットプレーも重要になるので、キッカーを任されるなら大切に蹴りたい」

 

DF 24 金井 貢史

「次の試合はサイドの攻防がポイントになる。自分のサイドで先手を奪えれば試合全体の主導権を握れる。前にいる(齋藤)学は疲労と負傷で本来のパフォーマンスを出せないかもしれない。でも自分がうまくサポートして、学がいい形で仕掛けられるようにしたい。自分はあくまでサポート役で周りの良さを引き出せるかがテーマになる。天皇杯で120分プレーした選手もいるけど、自分は途中交代しているので体力的には問題ないはず」

 

MF 8 中町 公祐

「スタメンはどうかわからない。監督からは何も言われていないので、その可能性は低いかもしれない。仮に先発して90分間持つかは、正直やってみないとわからない。ただ、離脱していた時期は比較的短いし、無理をすればルヴァンカップ・大宮戦の第2戦に間に合った可能性もある。チームは天皇杯で120分プレーした選手もいて、疲労の色は隠せない。自分は延長前半の途中からなのでフレッシュに臨めるはず。途中出場だとしたら、この前のように試合を決める役割も重要になる」

 

MF 18 遠藤 渓太

「U-19日本代表のフランス・UAE合宿から木曜日の19時くらいに帰ってきた。その日は1時くらいに寝たけど、朝の4時に目が覚めてしまった。練習終わりのいまは少し眠いけど、ここで寝ると夜眠れなくなってしまう。だから移動中はコーヒーを飲んで頑張って起きている(笑)。みんな連戦で疲れていると思う。自分は移動と時差があったけど、若いから疲れたなんて言っていられない。自分が遠征に行くとチームが勝つ流れがあるので、戻ってきてからも勝ち続けられるようにどんな形でもいいから貢献したい」

 

 

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