カイケに全体練習参加禁止処分 ・・・インスタグラム問題にチーム内外から批判
29日、マリノスはFWカイケにチーム練習参加を禁止すると通達した。利重孝夫チーム統括本部長は「一度ではなく複数回にわたってチームの一員としての規律が守られていなかった。ここでしっかりとした対応をとることで、問題の重要性を認識してもらいたい。チーム全体のことを考えても、この決定がふさわしい」と説明している。
利重氏の言葉にある『複数回』は、一つの事象に限った話ではない。
最たる例が写真共有アプリ・インスタグラム(Instagram)への投稿内容とタイミングだ。6月18日のアウェイ・大宮アルディージャ戦のこと。数日前から右ひざに痛みを訴えていたカイケは遠征に帯同しなかった。だがカイケは試合前日から当日にかけて禁止されている(試合開催の宣伝などを除く)SNSへの投稿を行い、それがプライベートの内容であった。メンバー外の選手のみで行われる練習や調整後だが、チームはナイターゲームに臨むタイミングであった。仲間が戦っている最中に、まるで“我関せず”のごとくプライベートを満喫していたと思われても仕方がないだろう。
それだけではない。ルヴァンカップ準々決勝第1戦・大宮アルディージャ戦では試合後の整列を無視してロッカールームに引き上げた。クラブスタッフに促されてサポーターへの挨拶を行ったものの、許される行為ではなかった。ほかにも、チームは練習開始の45分前集合を原則としているが、カイケの場合は理由のない遅刻が繰り返された。もちろんクラブは本人に何度も注意喚起を促した。だが、その後も素行の悪さはまったく改善されなかった。
極めつけは先週末に行われた川崎フロンターレ戦当日の出来事である。帯同メンバーから外れたカイケは、試合中にもかかわらず再びプライベート画像を投稿。一般公開されているSNSだけに、クラブのみならずサポーターの目にも留まり、コメント欄にも批判の声が殺到した。その後、クラブが画像削除を命じたにも関わらず、本人はそれを拒否したという。
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