「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「サポーターは必死に戦う姿を期待していると思う」(喜田)・「結果を残さなければ生き残っていけない世界」(前田) [G大阪戦前コメント]

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「(カイケについて)最終的な部分は、私ではなくクラブの決断だ。復帰初日はしっかりやっていたと思う。良かったと思う。でもトレーニングのリズムについてくるのがしんどそうだった。ただ、しっかりやろうとしていたと思う。集団としてのトレーニングに戻ってくることができて楽しそうだった。(G大阪戦に向けて)18人のグループに入ることはできるのではないか。

(選手のモチベーションについて)プロとして試合がある限り、すべての試合を勝ちに行くということ。そして少しでも上の順位になることが大事だ。リーグ戦をそういった姿勢で戦うことが天皇杯にもつながる。いずれにせよトレーニングでは、選手が気を緩めるということがないようにしたい。選手には常に向上していこうと話している。我々のチームには多くの若手選手がいる。彼ら若手はクラブにとっての未来だ。彼らは一生懸命トレーニングに取り組んでいる」

 

MF 8 中町 公祐

「ホーム最終戦なので今シーズンやってきたことを出すと同時に、直近のルヴァンカップで負けてしまった相手なのでリベンジの意味合いもある。今年はホームであまり勝っていないので、勝ってサポーターと一緒に喜びたい。ルヴァンカップはリーグ戦とレギュレーションと違ったので戦い方もお互い変わっていた。そういった意味で試合の中でしっかり判断してプレーしたい。第2戦のように相手がプレッシャーをかけてきても、しっかりビルドアップできるかどうかがポイントになる」

 

MF 29 天野 純

「ガンバとの3連戦になるけど、ここまでの2回は勝てていない。ホーム最終戦でもあるし、技術云々よりも戦う気持ちが大事になる。ルヴァンカップの1stレグのように、ビルドアップの場面では勇気を持ってプレーしたい。相手のボランチは良いポジションに立っている。でもウチのボランチから縦パスが入ってくれば、相手はかなり食いついてくる。それは自分にとっておいしい状況というか、やりやすい形。自分が前を向ければチャンスになるし、今シーズン中に点を取りたい。点を取らないと成長していることにならない。もう一枚、殻を破りたい」

 

 

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FW 17 富樫 敬真

「もし先発のチャンスが来たらラストチャンスだと思ってプレーする。結果を出して、なおかつチームが勝たないと次も試合に出られないと思う。ルヴァンカップでは途中出場したけどチームとして勝てず、決勝に進めなかった。不甲斐ない結果になってしまったので、今回は良い内容で勝ちたい。今年はいろいろなことがあったし、良いことだけでなく悪いこともあった。でも、ここからもう一皮むけることが来年にもつながる。天皇杯のタイトルも獲りたいので、とにかく勝ちたい」

 

MF 28 喜田 拓也

「今年は早めのホーム最終戦だけどサポーターが期待しているのは勝利だけのはず。相手も良いチームだし、勝っているマリノスを見せたい。結果として残り試合で何か成果を残すのは難しい状況になってしまった。でも勝つことで自分たちがやっていることに自信を持てる。オレたちに無駄な試合は1試合もない。それは勝ち点状況に関係ないこと。サポーターは必死に戦う姿を期待していると思うし、心を揺さぶるような試合を見せたい。そのためには勝つことが最低限必要になってくる」

 

DF 24 金井 貢史

「ルヴァンカップでは2試合とも引き分けだったけど、結果としては勝ち上がれなかった。だからルヴァンカップでの借りを返すということがこの試合のテーマ。ヤットさん(遠藤)が入ることで嫌な位置を取ったりするけど、それはもうわかっていることなのでしっかり対応しないといけない。あとはブロックを敷いて守る場面でも相手ボールにプレッシャーに行くこと。第2戦ではリードした展開で下がり過ぎて、アンラッキーな面もあったけど、それは下がり過ぎたからという部分もあった。しっかり修正してリーグ戦に臨みたい」

 

MF 25 前田 直輝

「ガンバとは大きな力の差を感じなかった。それでも結果として準決勝敗退になってしまったから余計に悔しい。(齋藤)学くんがいない状況で点を取れなかったので、そういう見方をされてしまう。今回は学くんがいる状況での試合になるけど、学くん以外の選手が奮起してゴールやアシストという結果を残したい。自分の序列なまったく上がっていない。けが人や代表招集という事情で試合に出させてもらっているだけ。でも、ここで結果を残さなければ生き残っていけない世界だとわかっている」

 

MF 11 齋藤 学

「自分はいなかったけどルヴァンカップで負けた相手だし、ウチにとってはホーム最終戦でもある。それにこの試合を勝って、天皇杯に向けて弾みをつけたいというのもある。考えるといろいろと意味のある試合。残り3試合はトーナメントのつもりで戦って、その勢いで天皇杯に向かっていきたい。日本代表に追加招集されたけど試合に出ることができず、悔しさしかない。今回は気持ちを切り替えるのが難しかった。でも辛い、苦い経験が生きてくるのがこの世界。結局やるしかないし、前に進むしかない」

 

 

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