「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「サポーターは通算150試合や200試合のときに横断幕を出してくれた。最後だと思って見てくれていい」(小林) 他 [浦和戦前コメント]

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「喜びをもって浦和戦を迎えたい。トップのチームと戦える。若手にとっては良い経験になる。スペクタクルなゲームをしたい。選手は変わっていないし、フォーメーションも変わっていない。どういうふうに前に出ながら守備をするかがポイントだ。前回対戦はその部分が足りなかった。より良い状態でボールを奪いたい。そのためにしっかりトレーニングして臨みたい」

 

MF 28 喜田 拓也

「Jリーグ全体でも注目度の高い試合になる。本当は自分たちが優勝争いできていたら良かったけど、現実はそうならなかった。でも最後に対戦相手として絡める。どアウェイの環境になるけど、それを楽しみつつ、自分たちの力を見せる良い機会。我慢強く戦って自分たちのペースに巻き込んでいきたい。目の前で相手が喜ぶ姿は見たくない」

 

MF 11 齋藤 学

「中盤の並びが変わったのはレッズ対策で監督が考えたこと。浦和はサイドチェンジしたあとの、ドリブルからのクロスで点を取る場面が多い。しっかりはね返す力を持って戦いたい。チームとしては鳥栖戦でも最後まで押し込んで攻めることができた。でもレッズはそのレベルのチームではない。優勝阻止というか、どこのチームが優勝しても複雑。ただウチとしてはJ1リーグ通算400勝がかかっている。チームとして勝つことが未来につながる」

 

 

下バナー

 

MF 7 兵藤 慎剛

「試合に出ているときは良いサイクルでいられるけど、出られないときはメンタル的に難しいときもある。いかなるときも同じメンタルで練習に取り組むことが次につながると思って取り組んできた。報われない努力は確実にあるけど、努力の過程はのちのちの人生につながる。いろいろなことを考えながら過ごしてきたシーズンだった。いまはけが人が多い中でこうやって出場のチャンスがめぐってきた。いまのメンバーでサッカーをやる機会は限られているし、出場する選手はしっかりプレーする責任がある」

 

FW 16 伊藤 翔

「浦和にとっては優勝がかかった試合。できれば目の前で『おめでとう』というシーンは見たくない。でも満員のスタジアムでプレーできるのはサッカー選手にとって幸せなこと。浦和のサポーターは単純に声が大きくて、威圧感や迫力がある。それに浦和には15~16歳から一緒にサッカーをやっている選手もいる。自分は途中出場かもしれないけど、出番が来たら見せ場を作りたい」

 

MF 29 天野 純

「レッズ対策として、良い守備から良い攻撃をしたい。中盤は5枚が横に並ぶようにして、相手にくさびを入れさせたくない。相手のボランチの阿部選手と柏木選手と縦パスを入れられないように、誰がプレッシャーをかけるかハッキリしたい。埼玉スタジアムで試合に出るのは初めて。ルヴァンカップ決勝はすごい雰囲気だったし、そこで自分がどれだけできるか計りたい」

 

DF 13 小林 祐三

「自分の意向をクラブが汲んでくれて、このタイミングでの発表になった。サポーターは通算150試合や200試合のときに横断幕を出してくれた。明日は節目の300試合になるので、知っているか知らないかで見方が変わってくる部分もあると思う。天皇杯もあるけど、最後だと思って見てくれていいかなと。おごりかもしれないけど、自分のために頑張ってくれる選手がいるかもしれない。明日の試合で自分のクオリティを見せることもそうだけど、マリノスの選手として公式戦に200試合以上出たと思う。だから去り方も見てほしい。300試合出場は、自分がピッチに立ち続けたということ」

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ