「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

続投が発表されたエリク・モンバエルツ監督談 「(一部の選手が監督続投に反発している状況について) サッカーの世界ではノーマルなこと」

 

 

22日、前日にクラブが来季の契約更新を発表したエリク・モンバエルツが報道陣の囲み取材に応じ、来季に向けた展望を語った。どんな質問にも真摯な姿勢で答えるのは、就任1年目の最初からまったく変わらない。時には笑みを交えながら、自身のサッカー観と来季に向けた抱負を雄弁に話してくれた。

以下はモンバエルツ監督との一問一答である。

 

エリク モンバエルツ 監督

――来季、3年目となる指揮を執ることが発表されたが

「考え方としては、ここまでやってきたことの継続性を持ってやっていく。特に今年の2ndステージのパフォーマンスをベースにして、それを発展させていくということ。選手が2ndステージで見せてくれたパフォーマンスや戦う姿勢、そしてスタッフの頑張りには感謝している。選手はピッチ上でひたむきに取り組み、私の要求するものに応えようとしてくれている。それが2ndステージの結果につながってきたので感謝したい。

Jリーグのデータを見てもフィジカル面が向上し、運動量と高い強度でのプレーができている。練習環境も含めて難しい状況だが、運動量という点で良いパフォーマンスを安定して出せている。インテンシティの部分も良いものを出せている。

大事なのは得点の数字が増えているということ。おそらく(前期よりも)10点くらい増えている(実際は11点増)。これを続けることが大事になる。一人のストライカーに頼るのではなく、いろいろな選手が点を取っている。それをポジティブに捉えて、チームとしてコレクティブに点を取りたい。

少し残念だったのは、引き分けが多かったこと。いくつかの引き分けは我々が勝つべきゲームだった。それをしっかり勝っていれば、もっと良い結果で終われたと思う」

 

――ここまでの2年間の反省や、それを踏まえての修正課題は? 特に選手との距離感やコミュニケーションはどうだったのか

「まずプレー面に関してだが、ポゼッションをベースにする攻撃は相手の状況に関係なくGKからスタートする。選手はプレッシャーの中でしっかりボールをつなげるように練習している。でも、まだ向上させる余地がある。Jのトップと対戦したときに十分にできていない。もっと自信を持って、プレッシャーが厳しい中でもビルドアップできるようにならなければいけない。向上したが、まだ足りないところだ。

遅攻に関しては連動したプレーができている。だが、ここに関しても向上できる余地がある。特に判断のところで、ラスト30メートルで良い選択肢を選ぶことが必要だ。あとはフィニッシュの精度を上げるという点でも向上させたい。ただ、サッカーではこれが最も難しいことでもある。

次に切り替えの局面だが、攻撃から守備への切り替えはとても良くなった。相手のカウンターからの失点がすごく減った。守備から攻撃への切り替えもある程度できていた。ボールを奪ってからスピードある選手を使った攻撃は、我々の強みの一つでもある。

守備については、ブロックを作りつつ、もう少し高い位置でプレッシャーをかけたい。ここはもっと向上させられる。特にホームゲームではここの点が足りなかった。

あとセットプレーのところで、2ndステージは(中村)俊輔の不在がとても大きかった。俊輔に代わるキッカーを見つけるのは非常に難しいこと。ただ、(天野)純も良いものを持っているし、向上している。セットプレーの効果性を高めるために俊輔不在のときもクオリティあるキックができる選手がいなければならない。セットプレーは勝敗を分ける要素にもなる。

コミュニケーションについては、もっとうまくできると思っている。ただ、コミュニケーションといっても、その一言の中に多くのことが含まれている。

 

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