「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

中村俊輔、試合に出れば別格の存在感 [宮崎キャンプレポート(練習試合:宮崎産業経営大戦)]

 

[練習試合 リザルト]

日時:12月14日(木)13時~

場所:宮崎シーガイア

対戦相手:宮崎産業経営大

形式:45分×2本

スコア:5-0(2-0、3-0)

得点者:1本目35分前田、1本目44分金井、2本目10分和田、2本目15分兵藤、2本目28分中島

 

 

宮崎キャンプ4日目、マリノスは宮崎産業経営大学と練習試合を行った。本来、45分×2本に加えて30分の変則ゲームの予定だったが、離脱選手が多いため急きょ45分×2本に変更。キャンプ前から負傷で別メニュー調整の栗原勇蔵、飯倉大樹、下平匠、伊藤翔に加えて榎本哲也、小林祐三、パク・ジョンスが体調不良で離脱。榎本と小林はこの日ランニングできるまで回復したが、伊藤とパクは室内調整のままだった。

練習試合は多くの選手が45分間プレーし、1本目に主力組が出場した。結果は5-0の勝利を飾り、90分を通してピンチらしいピンチはなかった。相手との力関係を考えれば当たり前の結果で、まずはアクシデントなく練習試合を終えられたことが収穫だ。得点者の顔ぶれも普段とは若干異なり、目に見える結果を残した選手はまずまずの手ごたえといったところか。

 

 

 選手個々のパフォーマンスについては別項を読んでいただきたいが、来週末のガンバ大阪戦に向けてCBの構成には不安を残す。負傷離脱中の栗原は間に合いそうもなく、ファビオはすでに帰国し、体調不良で離脱したパクも復帰の見通しが立っていない。この日は中澤佑二と新井一耀がコンビを組んでプレーしたが、新井は久しぶりに本来のポジションを務めた。「チャンスがあるかもしれない。でも今日は本当に久しぶりだった」と試合勘の不足は否めず、残り1週間でどこまで本来の感覚を取り戻せるか。ガンバ戦は新井次第といっても過言ではないだろう。

そして、この日は2本目から出場した中村俊輔をいかにしてメンバーに組み込むか。エリク・モンバエルツ監督の頭の中には1本目から起用する考えもあったようだが、本人と話し合った末に2本目での出場となった。コンディションが万全ではない中村は練習試合後にも自主トレを行う考えがあり、試合から自主トレまで間隔が空かない2本目を選択したというわけだ。

 

 

下バナー

(残り 1474文字/全文: 2417文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ