新井4.5「守備陣からMVPを選ぶならこの選手」・齋藤4「ゴール後は胸に輝くエンブレムを指さす」 [天皇杯ガンバ戦後採点&短評]
GK 1 榎本 哲也「3」
心身ともに万全でないのは明らか。危険なフィードミスもあったが、最終ラインの頑張りもあって1失点で終えた。
DF 13 小林 祐三「3」
マリノスのユニフォームを着てプレーする最後の日産スタジアム。足をつるまでは課せられたタスクを淡々とこなした。
DF 22 中澤 佑二「4」
若い新井とコンビを組み、ディフェンスリーダーとして最終ラインに立ちはだかった。危機察知能力とポジショニングはさすが。
DF 15 新井 一耀「4.5」
守備陣からMVPを選ぶならこの選手だろう。1対1の対応、クロスに対するポジショニング、そしてシュートブロック。すべてにおいてハイレベルだ。
DF 24 金井 貢史「4」
安定したパフォーマンスに加え、時折見せる攻撃参加もアクセントに。体を張ったシュートブロックも良かった。
MF 28 喜田 拓也「4」
攻守両面においてマリノスの“へそ”として君臨。守備時は鋭い出足でボールを奪い、攻撃では勇気を持って前を向いてビルドアップの起点に。
MF 29 天野 純「5」
素晴らしかったのは決勝ゴールだけではない。常に攻撃をリードする存在となり、守備でも逞しさを増している。まさしく成長一途。
MF 20 マルティノス「3.5」
序盤、五分のロングボールに快足を飛ばしてマイボールの回数を増やした。決定的な仕事はなくとも、相手にとっては面倒な存在だったはず。
MF 25 前田 直輝「3.5」
前半はトップ下の位置からサイドに流れてレシーブ役に。後半はプレー関与の回数を減らしたが、守備では最後まで懸命に走った。
MF 11 齋藤 学「4」
全体的に静かなパフォーマンス。それでも自身が獲得したPKを確実に決め、ゴール後は胸に輝くエンブレムを指さす。
FW 17 富樫 敬真「3.5」
まだまだ荒削りな部分も多いが、何度もプレーをやり直す執念を見せた。その努力がゴールというご褒美につながるのだろう。
MF 10 中村 俊輔「-」
久しぶりの公式戦出場で、パス精度は本来のものではなかった。準決勝以降の起用法に注目したい。
監督 エリク・モンバエルツ「3.5」
自陣からしっかりボールをつないでチャンスを構築。対戦相手が本調子ではなかったが、目指している方向性は確実に見えた。