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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

兵藤慎剛ロングインタビュー(1) 2013年新春エクスプレスインタビュー第1回

 

新春エクスプレスインタビュー 兵藤慎剛ロングインタビュー(1)

インタビュー:藤井雅彦
写真:星智徳

――2012年は樋口靖洋監督の下、『スタイル構築』がテーマの一つになっていたけど、手ごたえはある?

「シーズン序盤は結果が示すとおり苦労したというのが本音。でも終盤はちょっとずつ形になってきたたという手ごたえがあります。ボールを奪われた瞬間に相手にプレッシャーをかけて、奪い返してからはショートカウンターでゴールを狙う。そのために攻守の切り替えを早くして、全体をコンパクトに保つ。これが1年間やってきたウチのベースだと思う」

――あえて足りなかった部分を挙げるとすれば?

「これも数字が示すとおり、ゴールでしょう。だから2013年は得点をどうやって上乗せするかが課題。でも個人的には楽しみのほうが大きい。ベースがしっかりあって、そこにどう上乗せしていくか。ウチはまだまだ伸びしろがあるチームだし、自分も含めてもっともっとやれるはず。

例えば(小野)裕二はシーズンの中で試合に出られる時期、出られない時期いろいろあったけど、点を取るというきっかけ一つでもっともっと伸びる。同じことは(齋藤)学にも当てはまる。二人のような若手がチームにプラスをもたらす。もちろん自分たち中堅もいろいろ経験させてもらって余裕が生まれてきたし、これからサッカー選手として一番脂がのってくる。だから新シーズンが楽しみ」

――2012年を振り返ると、スタメンの顔ぶれはベテランが少し多い気もする。

「これもまた数字が示すとおりで、そのとおりだと思いますよ。正直、スタメンの平均年齢はリーグ全体を見渡しても高いほうでしょ。でも、そのベテランたちをベンチに追いやれるほどの実力が若手選手にいないという意味でもある。世代交代は大事だけど、世代交代をする能力がなければできない。

冷静に考えるとF・マリノスにはすごい選手がたくさんいる。日本のトップをずっと走ってきた選手や、Jリーグの歴史に名を残す助っ人がいる。そういう選手たちの強いメンタリティは少しずつチームに加わっている。マルキ(マルキーニョス)が試合前のロッカールームで円陣を組んだときに話をすることがあるんです。『今日は絶対に勝たなければいけない試合だ』という感じで。そうやって経験豊富な選手が言ってくれると引き締まる。特にマルキは鹿島が一番強かったときの絶対的なレギュラーで、経験値が高い。それも毎回話すわけではない。要所の大事なときにだけ口を開くからすごく重みがある。そこに若手が成長してくれれば、チームとしてもう一つ上のステージに行けると思います」

――そんな状況で、出場機会を求めて移籍する選手も少なからずいる。

「デリケートな話ではあるけど、自分がステップアップするための移籍だとすれば、サッカー選手としてしょうがない部分もある。ウチから他クラブへ移籍してしまうのは戦力ダウンなので困るけど、個人として考えたらプロなので当然考える必要がある。試合に出られていない選手が試合に出られる可能性のあるクラブにいくのは当然。でも試合に出られなくなったからすぐに移籍を考えるというのはおかしい。出場機会が完全に保証された移籍なんてないですから」

――F・マリノスはサッカースタイルを構築していく楽しみの多いチームなのでは?

「伝統的に守備が強いチームで、そのベースの上に新しい何かを乗せていける。自分が1年目のときから楽しかった。監督が交代すれば目指す完成形も変わってくるけど、サッカーはサッカーだから。サッカーは1秒1秒戦況が変化する。いつボールが来るかわからないし、いつゴールの瞬間が訪れるかわからない。もしかしたら次の瞬間にけがをしてしまうかもしれない。それは野球とは大きく違うところで、何が起きるかわからないまま90分間を戦う。それを変えられるのは試合に出ている選手だけ。チームとしてやるべきことをこなしたうえで、出ている選手が特徴を出してゴールする、もしくは守りきるというのはすごく楽しみ。答えになっていないかもしれないけど(笑)、とにかくやりがいがあるチームだと思いますよ」

――気がつけば兵藤慎剛もF・マリノスに加入して、はや6年目を迎える。感覚としてはあっという間?

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