「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ああいうパスは常に狙っている」(松原)・「タカくん(扇原)たちは優しくしてくれて、宿舎でも遊んでくれました」(山田) [スパンブリー戦後コメント]

【試合を終えて】

DF 27 松原 健

「この2試合はいろいろ考えながらプレーしていた。全体的な内容はそんなに悪くなかったと思うけど、監督が求めるものとピッチの中でやっていることで食い違いがあった。まずは監督が求めることをやるのが選手だし、一番大事なこと。でもマリノスの色もあるし、チームのサッカーもある。そこのところで戸惑う部分はあった。ベンチからの声や指示は気にしつつ、気にしないでやっていた。いい意味で聞き流すというか。(2点目の起点となった縦パスについて)後半は自分と(中澤)佑二さんと(パク)ジョンスが3バックのような形で、ヤマ(山中)を高い位置に押し出す形でやっていた。でも、ああいうパスは常に狙っている。低い位置でやるのはリスクがあるけど、あの場面のようにハーフウェーを越えた位置ではどんどん狙っていきたい。Jリーグのチームが相手だともっと早いプレッシャーが来る。今回は一つのシミュレーションだと思っている」

 

MF 6 扇原 貴宏

「ポゼッションのときのポジショニングでしっかり取れていなくて相手のプレッシャーを受けてしまう場面があった。そこはボランチのコンビを組む選手や周りとの距離感を考えて突き詰めていきたい。そうすればもっとシンプルにボールが動くと思う。今日は試合前から、相手が前からプレッシャーをかけてくるのでテル(仲川)のところで裏を狙おう、と指示があった。タイミングが合えば裏を取れそうな場面があったので、あとは呼吸を合わせたい。この前の得点はテルがいい動き出しをしてくれたので、自分はそこに合わせただけ。それが自分の特徴でもあるし、チームメートに理解してもらう意味でも良かった。これからもチームの戦術を覚えつつ、自分の色を出していければ」

 

FW 17 富樫 敬真

「前半は相手がかなりインテンシティの高いプレーをしてきたけど、出場していたメンバーがよく耐えてくれた。自分は後半からの出場で、最初に(遠藤)渓太が点を取ったことで相手は完全に足が止まったと思う。その中でも最後に決めるべきところを決められたことは良かった。去年の終盤はゴール以外の部分で少しずつ手ごたえを感じていた。逆にあとは点さえ取れればという状態だったと思う。今回のタイでは2試合連続で決められたし、それだけではなくアシストやポストプレーでも手ごたえを得ることができた。ただJリーグとタイリーグではレベルが違うので、Jリーグでできなければ意味がない」

 

 

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MF 18 遠藤 渓太

「(ゴールについて)やっと入りました。1点目のシュートはちょっと力んでいたし、ダフり気味だったけど。久しぶりに白いネットが揺れました。でもこのゴールをプロ初ゴールとは言わない。リーグ戦で決めたいので2点目はパスが良かった。イージーでした(笑)。前半から相手の間で受けたり、サイドでも攻略できていた。でも決定打を打てなかった。後半途中から右SBに移ることは聞いていたので、サイドハーフでやっているときに点を取りたいと思っていた。(齋藤)学くんなら1点目ももっとコースに決めていたと思う。でもドリブルを始めたときからシュートとゴールをイメージできていた。SBは去年やっている時期があって、練習終わりに(富樫)敬真くんたちに付き合ってもらってクロスの練習をしていた。今日は(山田)康太がうまく中に入ってきてくれた。アシストも初めてなので(笑)。SBをやれることを見せるのも大事。もちろんサイドハーフで勝負したい気持ちはあるけど、ポジティブに取り組んでいきたい」

 

MF 41 山田 康太

「ボランチのマチさん(中町)が、自分がやりやすいようにプレーしてくれたので助けられました。自分は思い切って攻撃と守備に参加できました。この試合ではクロスにしっかり入っていこうと決めていて、クロスには全部入ろうと思っていました。渓さん(遠藤)がボールを持ったときにスペースがあって、いいボールを出してくれました。ヘディングシュートは得意なので、冷静に決めることができました。アシストはファーストタッチでいいところにボールを置けて、いいタイミングで渓さんが走り込んでくれました。丁寧にパスすることを意識しました。去年からトップチームの練習に参加させてもらう機会が多かったけど、新加入の選手もいるので緊張はありました。でもタカくん(扇原)たちは優しくしてくれて、宿舎でも遊んでくれました」

 

 

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