「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

栗原勇蔵はバブンスキーについて「上手いではなく、かなり上手い」と独特の言い回しで表現 [宮崎キャンプ4日目]

 

 

キャンプ4日目は予定されていた二部練習から午前練習のみに変更となった。選手の状態や負荷を考えての予定変更だが、最終盤に行った持久走は圧巻の迫力だった。エリク・モンバエルツ監督は「ここまでは予定通りきている。グループ全体のフィジカルコンディションが上がっている」とご満悦の様子。連日に渡るハードトレーニングで疲労はピークに達しつつある。練習終わりの円陣では「休むこともトレーニング」と伝えており、多くの選手は外出せずにゆっくりと時間を過ごしたようだ。

今日時点ではほとんどの選手が体のどこかに痛みを訴えている(負傷ではなく筋肉痛や少しの張りなど)状況で、新加入のウーゴ・ヴィエイラは負荷を調整しながらトレーニングを行っている。昨日の午後練習はチーム本隊を離れて室内調整となったが、今日の午前練習はグラウンドで全メニューを消化。同じく新加入のミロシュ・デゲネクとマッチアップする場面もあり、徐々にコンディションが上がっている様子だ。タイキャンプでお披露目されなかった新ストライカーの実戦デビューが近づいてきている。

ゆっくりと調整しているウーゴ・ヴィエイラとは対照的に、タイキャンプ後にチームに加わったダビド・バブンスキーとデゲネクはここまですべてのメニューをこなしている。二人とも前向きな姿勢で練習に取り組んでいるのがとても印象的。きついフィジカルトレーニングにも一切手を抜かず、常に全力を出しきっている。そしてピッチ内外では率先してチームに溶け込もうとしている。

 

 

ドイツから移籍してきたデゲネクは「仲間の名前は80%くらい覚えた。みんなの輪に入って、自分が周りを知ること、そして彼らに自分を知ってもらうことが大事だ」と熱っぽく話した。22歳という年齢を感じさせないほど社交性とコミュニケーション能力が高い。英語を流暢に操ってジョークを交えるなど、選手やスタッフとの関係性も良好のようだ。練習前後にいろいろな選手と会話する様子からも優れた人間性が垣間見える。

 

 

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