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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

最高の状況で鹿島アントラーズ戦へ  [2節 札幌戦レビュー]

 

祭りの前の静けさとでも言うべきか。前半はコンサドーレ札幌の守備組織に手を焼き、決定機をほとんど作れなかった。喜田拓也が高い位置でボールを奪い、乾坤一擲のスルーパスを富樫敬真が外した41分が唯一のチャンスとなった。

 ちなみにこのシーン、富樫と喜田は同じ大きさのアクションで悔しがっていた。パスを出した喜田は「あれは決めてよ!ですね。(富樫)敬真くんにも言いました。敬真くんが得意の“型”だったと思うので」と試合後も悔しそうだった。後ろからのボールにDFよりも一歩早く走り込み、感覚的にゴールの位置を把握し、一振りで突き刺す。ストライカーならば得意の型で仕留めなければならなかった。

札幌は決してベタ引きで自陣を固めるチームではなかった。システムこそ5バック気味だが、中盤の3枚と2トップが連動し、ボールホルダーにプレッシャーをかけてくる。するとマリノスは効果的にボールをつなげない。司令塔としての仕事ができなかった天野純は「前半はあまり満足できる内容ではなかった。相手のプレッシャーを受けてボール保持した状態から効果的に崩せなかった。それは去年からの課題。チームとしてもっと引き出しを増やしていきたい」と反省の弁。あくまで欲を言えばだが、このような状況でも打開したいところである。

 

 

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 その反面で、サッカーは90分勝負のスポーツだ。兵藤慎剛は「前半0-0は悪くなかった」と話していたが、それはマリノスにとっても同じことが当てはまる。90分トータルで考えたとき、前半のセットプレーからのピンチに失点しなかったのが大きかった。横山知伸のヘディングシュートはポストに弾かれ、飯倉大樹に偶然当たってCKとなった。運も味方につけたワンシーンである。

実質的にはダビド・バブンスキーのファインゴールが決まった時点で勝負あり。ビハインドとなった札幌が前がかりになるのは必然で、それはマリノスが最も得意とする展開でもある。札幌陣内に広がるスペースを活用し、齋藤が輝きを放つ。この日もすべてのゴールに絡み、終わってみれば3-0。後半はスコア以上の祭りとなった。

最高の状況で鹿島アントラーズ戦へ。これ以上ない状態で腕試しの一戦に向かえそうだ。

 

 

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