「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「なんか勝てない。その“なんか”を求めていかないと。ここで勝たないとチームも自分自身も次のステージに進めない」(天野) 他 [鹿島戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「非常に堅いゲームだった。前半はポゼッションを少しできたが、そこから前へ出て行く連動性が欠けていた。後半は両チームにチャンスがあったが、我々の方がミスを犯して得点を与えてしまった」

――齋藤選手がいなかった影響については?

「そこは非常に大きかった。決定的な影響を及ぼした要因といえると思う。我々のチームにスピードと突破力をもたらしてくれるのは(齋藤)学が一番なので」

――ミスをなくすことを考えるべきか、それともチャンスを多く作ることを考えるべきか。

「両方が必要だ。今日はテクニックのミスが多かった。我々の連動したプレーを出すためには、パスの精度、コントロールの精度というものがすごく大事になる。そこのミスが多すぎてはいけない。同時にチャンスを作ることも大事。今日はその回数が少なすぎた」

 

MF 14 天野 純

「相手は前からプレッシャーをかけてくるので裏にスペースができる。だからダイレクトプレーを増やしていこうという狙いだった。前半はそれがうまくいったけど、最後勝ち切れない。決め切る、守り切るというところが足りない。去年もそうだったけど、また越えられなかったという感じ。なんか勝てない。その“なんか”を求めていかないと。ここで勝たないとチームも自分自身も次のステージに進めない」

 

 

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FW 16 伊藤 翔

「前半は悪くない戦い方ができていたと思う。ただ後半は攻撃が単調になってしまったので、相手は守りやすかったと思う。前半の最初のチャンスはファーを狙いたかったけどボールのバウンドが変わって難しかった。2本目はパスのスピードが遅くて、待ち切れなかった。(齋藤)学がいなくてもある程度は戦える。でも最後のところで相手を1枚かわしたりするのは学がやっていたことでもある」

 

DF 27 松原 健

「自分のところでやられてしまった。クロスが入ってくる前から駆け引きをしていて、絶対にニアに入られないように注意していた。ただニアを意識しすぎてファーでフリーになられることが一瞬だけ頭をよぎったときに、フリーにしてしまった。自分たちのミスからボールを奪われて、ミロシュが引き出されて、そのカバーリングをして、全体的に後手に回っていた。今日の試合全体を象徴するような形で、奪ったボールを奪われることも多かった。ただ内容すべてが悪かったわけではないので、良かった部分は継続していきたい」

 

MF 5 喜田 拓也

「力のある相手なので、試合の入り方としては受け身にならないことを意識した。受け身になると押し込まれてしまう。そういう意味ではそんなに悪くない入り方ができたと思う。我慢の時間もあったけど、そこまでやられた印象はない。ただ相手にはあの1本を仕留める力があった、その差かなと。前半からオープンな展開にはならないけど、後半は少しそうなっていくかなとイメージしていた。オープンな展開になればウチはわりと破壊力がある。でもなかなかそうならなかった」

 

DF 22 中澤 佑二

「我慢比べのところでウチも集中力高く守れていたけど、ああいうところで鹿島はしたたかに点を取ってくるチーム」

 

 

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