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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「勝つためのメンタリティを持つこと」兵藤慎剛ロングインタビュー(3) 新春エクスプレスインタビュー

 


新春エクスプレスインタビュー 兵藤慎剛ロングインタビュー(3)

インタビュー:藤井雅彦
写真:星智徳

インタビュー(1)
インタビュー(2)

「勝つためのメンタリティを持つこと」

――ここからは『F・マリノスがタイトルを獲得するために』というテーマで話したいと思う。率直に何が足りない?

「2011年は大事なところで勝ち点を取りこぼしていたと思うんです。それが2012年は同じような場面で引き分けになることが多かった。“勝ち点1”の違いがあって、そこはチームとしての成長だと思う。だから次は引き分けをどれだけ勝ちに結び付けられるか。守備はある程度計算できるチームなので、総得点をプラス10~15点取らないといけない。自分も含めてチームの課題だと思います」

――兵藤はいわゆるサッカー界のエリートコースを歩んできたタイプだと思う。プロと学生時代を比較するのは間違いかもしれないけど、タイトルを獲得した国見高校や早稲田大学時代に『勝者のメンタリティ』みたいなものがあった?

「どうだったかな。でも高校3年生のときの夏のインターハイでは正直負ける気がしませんでした。チーム全体がそういう精神状態になっていたと思います。そもそも自分がいた高校3年間はほぼ優勝と準優勝しかしていない。トーナメントの1回戦や2回戦で負けた記憶もまったくない。ほかのチームは初戦でガチガチに緊張して動けないということがあったけど、国見は『オレたちが負けるわけがない』という気持ちが強くて。それに『ウチのチームのほうが練習している』という練習量に対する自信もありました。『オレらはこんなに練習しているのに、なんで負けないといけないんだ』という気持ちがあるくらい。だから自然と気持ちが入るんですよ」

――自信に対する裏付けがあったということ?

「そう、それがチーム全体に根付いているし、小嶺監督(忠敏・元国見高校総監督)も『勝ったからといって浮かれるな』という雰囲気を作ってくれていたし、実際に『勝って兜の緒を締めよ』といつも言われていた。インターハイで優勝しても、翌日か翌々日には地方に遠征していたくらいですから(苦笑)。だからオフなんてほとんどなかった。優勝した直後だけ少し喜んで、その日が終わったら過去のこと。『(高校サッカー)選手権が集大成なのにインターハイで優勝したからなんだ?』って。そんなところではしゃいでいたら選手権でも優勝できなかったと思います」

――国見が強かった理由の一端を知った気がするよ。では早稲田大学時代は?

「高校時代同様、大学時代もある程度のメンバーが揃っていたというのはありますよね。早稲田では高校ほど勝てるという自信に満ち溢れていたわけではないけど、どんな相手でも負けたくないという気持ちは持ち続けていたし、プロ入りを意識することでもっと大きくなってきたかもしれない。例えば、プロのトップチームやサテライトと練習試合をするときでも絶対に負けたくなかった」

――プロと大学生の練習試合を見ていて、そういった気持ちを持つ学生は意外と少ない気がする。

「オレは勝ちたかったですよ、とにかく(笑)。負けたら悔しいから。勝者のメンタリティを言葉にするのは難しいけど、そういった基本的な精神力が問われるんだと思う」

――それはプロになってからも通ずる部分だった?

「もちろん。特にいまのJリーグはメンタリティの勝負だと思っています。どこのチームとくらべても戦力的に大きな差があるわけではないので、球際や気迫、気持ちの強さが左右する部分は大きい。技術面で言えばガンバ大阪は降格する要素の

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