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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

主将としてチームを引っ張る齋藤学の言葉は、チーム全体を見渡しての大人コメントだった [J7節 広島戦プレビュー]

 

チームは生き物だ。たとえリーグ戦とカップ戦でメンバーを入れ替えていても、同じチームとして活動しているのだから、流れや機運がまったく無関係とはいえない。良い要素も悪い要素も、どこかで連鎖、伝染していくものである。

 水曜日のルヴァンカップ第2節・ヴィッセル神戸戦に先発した11人は、その全員が直近のリーグ戦で先発していなかった。当欄で何度も書いているように、メンバー総入れ替えである。ちなみにジュビロ磐田戦に先発した11人は、10日の月曜日がオフだった。カップ戦2日前だが、リーグ戦メンバーが照準を合わせるべきは16日のサンフレッチェ広島戦。1週間に1試合のペースであり、それに即してオフを設ける。エリク・モンバエルツ監督のマネジメントは清々しいまでに明快だ。

リーグ戦では2連勝を狙うゲームだが、チームとしては連敗を回避したいゲームとなる。すべては捉え方次第だ。主将としてチームを引っ張る齋藤学の言葉は、チーム全体を見渡しての大人コメントだった。自身は出場していないのに、まるで自分のことのように敗戦を悔しがった。

「ルヴァンカップで負けてしまったのはチームとして悔しいこと。出場していたメンバーはもっと悔しい気持ちを練習から出していいと思う。出場メンバーは違っても、同じマリノスの一員であることに変わりはない。広島に勝つことで雰囲気を変えたいし、チームの空気を変えたい」

 

 

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磐田戦で決勝ゴールを決めた金井貢史は「自分が決めたゴールで勝てたのは前節の話」と前を向いていた。勝利の味を噛みしめるのはその日まで。いまのチームに最も必要なのは、公式戦での連敗を回避すること。連敗すれば、若いチームはたちまちテンションを下げてしまいかねない。

 攻撃のポイントは遅攻。5バック気味に引いてブロックを作る相手の守備網をいかにして攻略するか。齋藤やマルティノスが最も生きるオープンな展開になる可能性は低く、ボール保持者の前には常に守備者が立ちふさがるはず。能動的にボールを動かすことで揺さぶりをかけ、風穴を開けたい。

守備ではセットプレーに注意だ。水曜日の神戸戦ではニアサイドへのCKを直接決められているように、個々の役割を明確にして責任を持つこと。そしてファーストアクションよりもセカンドアクションに細心の注意を払いたい。悪い流れを断ち切るという意味で、試合結果と同じようにセットプレーからの失点をここで止めたい。

 

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