「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「少しだけど戦い方に光が見えてきた」(伊藤)・「プレーしながら治していくしかない」(喜田)他 [甲府戦前コメント]

 

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「3試合連続で得点できていない攻撃面が一番の問題だ。まずはチャンスを作り、チャンスがあるなら決めなければいけない。鳥栖戦の終盤はチャンスがあったので、それを得点に結びつける効果性が必要になる。チャンスを作るためにはなるべく良い状態で相手陣内に入る必要がある。よりスピーディーに、よりシンプルに、よりコレクティブにプレーすることが大事。連敗が続き、各選手が『自分が何かしなければ』という思いが強くなり、個人プレーになる傾向がある。

(鳥栖戦での齋藤のポジショニングは指示か?)私が要求したわけでないが、サイドハーフは中に入ってもいい。最初は外側にいるが、サイドハーフが中に入ったときはSBが幅を取ればいい。鳥栖戦では相手の間に入った(齋藤)学のところからチャンスが生まれていた。学は中でドリブルやワンツーを仕掛けられる。それによってチームにより効果的なプレーやオプションを増やせる。学自身のプレーの効果性を上げることもできる」

 

MF 5 喜田 拓也

「鳥栖戦は映像で見ていた。うまくいかないときの典型的な試合だったと思う。連敗していることもあるけど、最近は根本的にサッカーを楽しめていない。そういう意味でも一つ勝てば流れが変わるはず。自分自身は今週から大丈夫だと思う。患部の痛みが完全に消えるのを待っていたら時間がかかってしまう。プレーしながら治していくしかない。チームとしては、苦しいときだから何ができるかが大事。そういうきっかけを作りたいし、作らなければいけない。ミスは誰にでもあるので、それを仲間で助け合って、勝ち点3を目指したい」

 

 

下バナー

 

FW 16 伊藤 翔

「鳥栖戦の後半に関しては、少しだけど戦い方に光が見えてきた。レイソル戦やガンバ戦ではチャンスすらなかった。立ち位置を変えるだけで良くなってくることもある。ゴールはもちろん決めたい。そのためにも選手一人が数メートル立ち位置を変えて変わることもある。監督が言っていることは基本的に大きく変わらない。でもプレーする選手が状況に応じて少し変化を加えれば膠着した状況を打開できる。それを甲府戦で出して得点に結び付けたい」

 

DF 13 金井 貢史

「(右SBで練習していたことについて)ようやく来たか、という感じ。どちらもできる自信はあるけど、もともと右サイドで勝負したい気持ちは当然あった。いまは攻撃が問題。右サイドで出場するなら、マル(マルティノス)をどう生かすか。ポイントは前向きにプレーさせること。パスも少し前めに出して、あとは守備をサボってもいいからカウンターで仕事をしてほしい。そこは自分がうまくコントロールしたい。3連敗してしまったので、甲府に勝っただけでは足りない。2連勝、3連勝が必要になる。そのための一歩目として、勝ち点3がマストのゲーム」

 

MF 14 天野 純

「ここ2~3年間はサイドの選手の調子で勝敗が決まっていた。それだけでは上に行けないので、最近は中央でのコンビネーションにこだわっている。パスを出して、動いて、を繰り返すことでリズムやテンポが生まれる。個人がやりたいプレーをやるだけではなく、アタッキングサードに入るまでは全員の力が必要。特に自分は真ん中にいるのでチームを仕切っていきたい。マリノスで試合に出続けて、それができるようになればJリーグでもトップクラスの選手になれる。もっと経験を積んで、チームを動かしたり、落ち着かせられる選手になりたい」

 

DF 27 松原 健

「阿部選手のクロスは正確なので、なるべくクロスを上げさせたくない。ただシステム的にミスマッチになってしまうかもしれないので、サイドMFやボランチやうまくマークを受け渡す必要がある。今週の練習でフォーカスしていたのは、シンプルにプレーするということ。クロスの場面でもシンプルにプレーしたい。そのためにもゴール前の枚数を増やすことが大事。(伊藤)翔くん一人だと難しい部分があるけど、そこに2枚、3枚と入れば可能性が高くなる。3連敗しているけど完敗ではない。自陣でのミスに注意して、試合の入り方が大事になる」

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ