「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「小さなけがを抱えながらのシーズンだけど、神様が『練習をやり過ぎるな』と言っていると思ってポジティブに捉えている(笑)」(中澤)他 [川崎戦前コメント]

 

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「いま、チームはより進化するために二つのやり方を持とうとしている。いままでどおり(齋藤)学が左、マルティノスが右という形。もう一つは二人の位置を反対にすること。この二つのオプションのクオリティを高めたい。新しいオプションはまったく違うプレーを生み出す。試合によって変えることができるし、試合中にも変えられる。ただ、ベースはチームとしてコレクティブに戦うということ。

(ウーゴ・ヴィエイラがフィットしてきたように見えるが?)いくつかの理由がある。まずフィジカルコンディションが上がり、Jリーグで戦えるレベルになった。90分戦えるコンディションが整った。二つ目はウーゴが持っているクオリティを生かすために、チームが違うやり方をやっているということ。エリア内にボールをたくさん入れること、クロスを上げることをやっている。そして三つ目は、ウーゴが守備で体力を奪われないように他の選手が守備を使わなければいけない。だから守備のやり方が少し変わる。

(川崎Fについて)客観的に見て、川崎はJリーグで最もプレーのクオリティが高い。チームがフィロソフィとスタイルを持っている。そして、その中心に中村憲剛がいて、彼がチームをオーガナイズしてチームを作っている。特に攻撃面が素晴らしいチームだ。攻守の切り替えの面も向上している。ただ、我々がボールを奪ってからはチャンスがあるのではないか。いずれにせよ今週末はJリーグのトップクラブの一つである川崎と対戦する」

 

DF 22 中澤 佑二

「(550試合出場について)数字については気にしていない。若手には意識の高い選手が多いし、いつか記録も抜かれるもの。でも試合に出続けることがモチベーションになっている。今年は小さなけがを抱えながらのシーズンだけど、神様が『練習をやり過ぎるな』と言っていると思ってポジティブに捉えている(笑)。栄養面でサポートしてもらっているし、トレーナーの方々も自分のために遅くまで残ってケアしてくれている。そのおかげで試合に出続けられている。

 フロンターレは監督が代わって1年目で、去年までのイメージをどう覆していくか苦労しているのかなと思う。それでもACLで結果を出しているし、個々を見ても能力の高い選手が揃っている。非常に難しいゲームになる。でもホームゲームになるし、マリノスは泥臭くしっかり守って、その中でチームの勝利に貢献したい。フロンターレは良くも悪くも(中村)憲剛のチーム。どこに憲剛がいてもケアすることが大事。ウチには(齋藤)学もいるし、奪ってからの早い攻撃でチャンスを見出したい」

 

MF 14 天野 純

「少しけがをしている部分があるけど、試合をするために準備している。ここまでフルタイムで出続けていることは自信になるけど、だからといって試合に出ることに慣れてはいけない。危機感を持ってプレーしたい。フロンターレは(中村)憲剛さん中心にボール回しがうまいチーム。かなりボールを持たれることは覚悟しているし、我慢して守る時間が増えるかもしれない。でも勝敗はそこでは決まらない。セットプレー含めたワンチャンスを生かせば勝つチャンスはある。そういったところで違いを見せたい」

 

FW 17 富樫 敬真

「2ヵ月くらい離脱していたけど、良いか悪いかは別としてクリーンな状態で復帰戦に臨めた。ルヴァンカップで相手もメンバーを落としていたということはあるけど、ゴール前で決めるか決めないかはあまり関係ない。入るときは1本のシュートでゴールになるし、何本打っても入らない日もある。そこは一喜一憂せずにやっていきたいし、次こそは決める。二桁得点するためにはいいペースで点を取っていかないといけない。まだ複数得点したことがないので、決めてみたい」

 

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MF 5 喜田 拓也

「ルヴァンカップで敗退してしまったので、その流れを払拭する意味でもフロンターレ戦は重要なゲームになる。こういう状況のときは順位や調子は関係ない。この試合に勝つことが大事。フロンターレはACLで勝ち進んでいることもあって楽しそうにサッカーをやっている。自信を持ってプレーしていることがわかる。それに対して自分たちは自分たちを信じ切れていない部分があるかもしれない。着飾るのではなく、本当の意味で自信を持ってプレーしたい。そのためには練習やプロセスや結果が必要。いい準備をして試合に臨みたい」

 

 

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