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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「心も体も準備は万全」 先発が濃厚となった栗原勇蔵の血が騒ぐ [J15節 FC東京戦プレビュー]

 

 

先週末にリーグ戦が行われなかったため、前節から中2週間で臨む第15節・FC東京戦である。気がつけば前半戦も終盤に差し掛かり、FC東京戦を含めて残り3試合でシーズンの折り返しとなる。さらに後半戦の初戦までの4試合を消化すると、マリノスの場合はリーグ戦が3週間空く。7月下旬になれば夏本番だ。その時期を順位表のどの位置で迎えるか。明日からの4試合で今シーズンの行方が決まる。

 ただし、大事なゲームを目の前にして離脱選手が増えているのは気がかり。ミロシュ・デゲネクとダビド・バブンスキーの代表招集は想定内だが「けが人が6~7人いる」(エリク・モンバエルツ監督)。いずれも長期離脱ではなさそうとはいえ、FC東京戦から中2日で天皇杯2回戦・FC大阪が組まれている。ルヴァンカップのような先発総入れ替えは難しいかもしれない。

コンディションとともにモチベーションが重要になるだけに、まずはFC東京に勝利してリーグ戦3連勝を飾りたい。ポイントは最終ラインの編成だ。前記したようにミロシュ・デゲネクが代表招集のため不在となり、さらに松原健が累積警告で出場停止となる。前者はここまで全14試合に先発し、後者は負傷欠場した1試合を除く13試合に先発していた。最終ラインの主力2選手を欠くのは、いささか不安である。

幸いだったのは、FC東京戦に向けた準備期間が2週間あったこと。先週末にはすでに既報のとおり川崎フロンターレと練習試合を行い、最終ラインの新しい組み合わせをテストした。今週に入ってからも連日のようにフォーメーション練習を実施し、できる限りの手を尽くしてアウェイゲームに臨む。

リーグ戦は昨年9月以来の先発が濃厚となった栗原勇蔵は「今回はだいぶ前から出番があるかもしれないと思っていたので、心も体も準備は万全」と言い放った。昨年や一昨年と同じように今年も苦しいシーズンを過ごしているが、ここまで大きな負傷なく日々の練習をしっかり消化している。ルヴァンカップも全6試合にフル出場し、試合勘やゲーム体力も問題ない。大久保嘉人や前田遼一といった実力と実績を兼ね備えた選手とマッチアップすることも、若大将の血が騒ぐ要因としてプラスに働くはずだ。

 

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 栗原同様に、左SB山中亮輔も今シーズンリーグ戦初先発を飾る。ルヴァンカップでは持ち前の攻撃力を発揮し、縦方向への推進力があることは実証済み。ただし守備面は未知数で、それが試合でどう出るか。特に前方にいるのは攻撃に特徴を持つマルティノスで、ともに縦方向へのプレーを得意とする点で似ている。攻撃時はスピーディーかつダイナミックなアクションを見られそうだが、守備時は山中がマルティノスをしっかりコントロールする必要がある。左CBにスライドする中澤佑二や左ボランチの扇原貴宏との連係が欠かせないことは、あらためて言うまでもないだろう。

試合当日は雨予報も見え隠れしており、あいにくの天候かもしれない。おそらく簡単な試合にはならず、このカードは互いに決め手を欠く印象もある。そんなときこそセットプレーが大きなウェイトを占めることを最後に付け加えておきたい。

 

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