「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「このチームはもっと上に行ける。昔のように優勝争いできるチームになるはずだ」(ウーゴ) ・「そろそろ決めたい」(齋藤)[FC東京戦前コメント]

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「ミロシュ(デゲネク)とダビド(バブンスキー)の代表招集については、我々がコントロールできることではない。私にできることは、いまいるメンバーで最高の準備をして試合に臨むこと。大事なことは選手から不安要素を取り除き、自信を持ってプレーできるようにすることだ。FC東京戦では(松原)健も出場停止ということで、試合までにいくつかのオプションを試してきた。ただし、けが人が6~7人いる。天皇杯も含めて完全にメンバーを分けることはできない。中2日の天皇杯にはFC東京戦でベンチスタートだった選手たちを中心に組むことになるだろう。

(栗原)勇蔵は経験のある選手。ルヴァンカップに出場することで試合のリズムをつかんできたし、ここまでフィジカルコンディションを上げるために一生懸命やってきた。空中戦の強さがあることはわかっているので、それを出してくれればいい。試合時間を与えられることをうれしく思う。ボンバー(中澤)とは長い間一緒にやってきたので関係性に問題はない。ただ、ディフェンスラインの連係については試合中も確認しながらプレーしなければいけない」

 

DF 4 栗原 勇蔵

「最近まで立て続けにルヴァンカップを戦っていたし、練習試合もあった。ゲーム体力という点での不安はない。ルヴァンカップのときのほうがよっぽど自分の体がどういう状態かわからない不安があった(苦笑)。今回はだいぶ前から出番があるかもしれないと思っていたので、心も体も準備は万全。ボンバー(中澤)とはずっと一緒にやってきた。自分とコンビに少しブランクがあったとしても、試合をやっているうちに合わせられると思う。FC東京は選手の質で言えばJリーグで一番。そういう相手と戦えるのはうれしい。大久保選手はどんな形でも点を取れる。90分間気を抜けない」

 

MF 6 扇原 貴宏

「(金井)貢史くんとヤマ(山中)は特徴が違う選手。ヤマとはルヴァンカップで一緒にプレーしていたので違和感はない。より攻撃に特徴がある選手なので、攻撃面でチャンスを作ることでプラスを出したい。自分が先発してなかなか勝てなかったので、2連勝できたことでホッとしている部分はある。でもチームの順位が上位にいるわけではない。ここから夏場のゲームをどれだけ勝てるか。中断期間までの4試合の結果次第で中断期間の過ごし方も変わってくる。できればACLを狙える位置につけておきたい。フロンターレ戦のように苦しいゲームになるかもしれないけど、勝ちながら成長したい」

 

 

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DF 13 金井 貢史

「今回は本当に右サイドになりそうな感じがある。(齋藤)学とは今年左サイドでずっとコンビを組んでいたので不思議な感覚。でも連係面はまったく問題ない。左サイドがマル(マルティノス)とヤマ(山中)になるので、そこの関係がうまくいかなかった場合は学とマルを入れ替えることもできる。相手の左サイドには太田宏介がいる。縦への突破と左足のクロスには注意が必要だし、中盤の中島もいろいろなことができる選手。学やボランチとうまく協力して守りたい」

 

FW 7 ウーゴ ヴィエイラ

「先週、左足首を痛めてしまったが問題ない。コンディションは上がってきている。最近のゲームで点を取れているが、自分のメンタルは普通。調子が良いときも悪いときも経験してきた。そして調子が悪いときも乗り越えてきた。だから常に普通の状態を保てる。もちろんゴールを決めていることで自信はついているし、ゴールは一番うれしい瞬間でもある。このチームはもっと上に行ける可能性がある。クオリティの高い選手もそろっている。昔のように優勝争いできるチームになるはずだ」

 

DF 24 山中 亮輔

「ルヴァンカップも1試合ずつすべてが勝負だと思っていた。でもルヴァンカップのメンバーはリーグ戦につなげようと思っていたはずだし、そういう中で自分にチャンスがめぐってきた。やるしかない。チャンスは何度もやってこない。これまでチャンスのときにけがに悩まされたこともあったけど、そういうところを変えたいと思って移籍したというのもある。ドリブルやランニングで前への推進力を出すのが自分の特徴。マルちゃん(マルティノス)は一人でボールを持って行ける選手だけど、追い越せる場面は全部追い越していきたい。4バックの1枚として失点ゼロで抑えた上で、自分の特徴である攻撃性を発揮して勝利に貢献したい」

 

MF 10 齋藤 学

「FC東京には去年2敗しているけど苦手なイメージはない。いまのFC東京は[4-4-2]でオーソドックスなサッカーをしている印象がある。能力の高い選手がそろっているけど、それが噛み合ってくる前に勝っておきたい。フロンターレ戦の内容がすごく良かったわけではない。でも、あのフロンターレを無失点に抑えられたことは自信になる。チームの調子も一番悪いときよりも上がってきている。その中で自分が得点ゼロなのは気になっているので、そろそろ決めたい」

 

GK 21 飯倉 大樹

「いまのJリーグはどこのチームが勝っても不思議ではないくらい力が拮抗している。だから先制点を取ったチームが圧倒的に有利になるのは当たり前のことだと思う。FC東京には強力なストライカーがたくさんいるので注意しなければいけない。大久保さんと前田さんが先発したとしても、途中からピーター・ウタカ選手がいるんだから脅威。大久保さんは守備陣にとって嫌なポジションに入ってくる選手。自分だけでなく守備陣全員が集中して守らなければいけない」

 

FW 17 富樫 敬真

「プロ2年目だけど特別指定選手時代を含めると3年目になる。年齢的にはチームを引っ張っていかなければいけないと思っている。どこかで必ずチームにプラスをもたらせる選手でいなければいけない。先発と途中出場にはそれぞれメリットとデメリットがある。先発なら長い時間出場できるけど、後半の良い時間で交代することもある。途中出場の場合、時間は短いけど、相手が疲れてきたタイミングで出番が来る。フロンターレ戦は出来過ぎた結果(笑)。ただ、どんな形でもゴールという仕事に変わりはない」

 

 

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