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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

練習生 長澤和輝に注目/マルキーニョスと大黒将志は圧倒的 [キャンプレポート3日目-練習試合-](藤井雅彦)

【練習試合:vs 九州選抜戦】

形式:30×4本

スコア:7-0(3-0、3-0、1-0、0-0)

得点者:1分マルキーニョス、23分大黒、30分マルキーニョス、51分マルキーニョス、53分大黒、60分マルキーニョス、71分藤田

 

【一本目】 【二本目】
【3本目】 【4本目】

 

マルキーニョスと大黒将志、圧倒的な能力差

キャンプ3日目となった2月3日の午後、今シーズン初となる対外試合を行った。初戦の相手は例年と同じく大学生で、今回は九州大学選抜を招いてのゲームとなった。形式は30分×4本。メンバーは基本的に1、2本目と3、4本目に分かれ、「メンバーをシャッフルしながら60分のフィジカル」(樋口靖洋監督)という意味合いも含めて試合をこなした。

ゲーム内容に触れる前に離脱者に触れなければいけないのが非常に残念だ。2日目の夜から体調を崩した富澤清太郎が午前、午後ともにグラウンドに姿を現さず、宿舎で療養となった。「フィジカル的にも追い込む時期なので残念」と樋口監督は渋い表情。メディカルスタッフによれば猛威をふるっているインフルエンザではないため長期離脱にはならない見込み。とはいえ、この日の対外試合初戦を欠場し、4日目に予定されているJクラブとの練習試合には参加できそうもない。チーム作りを進める上で不動のボランチと思われた富澤の離脱が及ぼす影響は小さくない。

新人研修を終えた比嘉祐介、佐藤優平、喜田拓也の3選手はこの日の夕方から合流しており、練習試合には参加していない。熊谷アンドリューはインフルエンザで宮崎に来ることすらできず、ボランチは小椋祥平と中町公祐の2選手のみ。気がつけばあれだけ駒が揃っていたボランチが手薄な状態となってしまった。

しわ寄せはほかの選手に来る。キャンプ序盤から中盤の底を務めていたのは兵藤慎剛で、攻撃に意欲を見せていた本人は「今年は前でたくさんプレーできると思っていたのに」と苦笑い。昨年もシーズン途中まではボランチで出場する機会も多かったため不安はまったくないが、主に攻撃的な位置で起用される見通しだったから拍子抜けである。ただし見方を変えれば、今シーズンも外せない選手の一人であることを強く印象付けたとも言える。シーズンを通して負傷が少なく、不必要な警告も受けない。チーム状況や試合展開にアジャストして複数ポジションをこなす背番号7の存在は大きい。樋口監督も「ユーティリティーでいろいろなことに対応できる」と全幅の信頼を寄せており、開幕から中盤の一角を担うのは間違いないだろう。実際、午後の練習試合でもチーム戦術に最も忠実にプレーしていたのはボランチの兵藤であった。

ボランチの人材不足の煽りを受けた選手はほかにもいる。練習試合の3本目は天野貴史、4本目はなんと中村俊輔がそれぞれ中町と組んでダブルボランチを形成した。あくまで急をしのぐ苦肉の策であり、前向きなコンバートとは受け取りにくい。特に天野は長期離脱から復帰して間がなく、コンディションは万全ではない。そんな状態でありながら久しぶりのポジションをこなしたのだから、内容が悪くても差し引いて考えるべきだ。

結果を振り返ると1、2本目に得点が集中し、3本目と4本目は不発に終わったように見える。ただし、これは前線の選手の能力によるところが大きいため参考にならない。1、2本目に出場したマルキーニョスと大黒将志は大学生相手に圧倒的な能力差を見せた。くさびを受ける動作、裏へ抜け出すタイミング、そしてフィニッシュの精度。大学生DFと差があって当然だろう。そんな二人が最前線でタッグを組んでいるのだから後方の選手はやりやすい。2トップについて「強力すぎた」と話したのは2本目に登場した齋藤。右SBの小林も「二人の関係だけでゴールに行けてしまうので、どうしてもパスを出してしまう。本当はもっと人数をかけて5対5くらいのグループで崩せたらよかった」と振り返る。ゲームを組み立ててしっかりフィニッシュまで持ち込んだ回数は3、4本目とさほど変わらなかった。

そんな中でも1、2本目の特筆事項として守備のクオリティの高さが挙げられる。センターラインには昨シーズンを知る選手が多く組まれ、スムーズに攻守の切り替えを実現。ボールを奪われてからしっかりプレッシャーをかけることで、CBが狙い所を絞ってボール奪取できていた。逆に3、4本目は練習生も含めて、「新しい選手が多かったのでチグハグさがあった」(樋口監督)。チーム全体の底上げという観点ではまだまだ足りないことが多く、開幕を迎えるまでの課題となりそうだ。

練習生、専修大・長澤和輝

最後に、初の対外試合で最も目立った選手を挙げるとすれば、4得点のマルキーニョスでも2得点の大黒でもなく、練習生という立場ではあるが専修大の長澤和輝(現3年生)の名前を挙げざるをえない。1、2本目に出場した彼のパフォーマンスは他を圧倒

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