「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

本格的な夏場の戦いに向かい、同時に来季以降を見据えたマネジメントも出てくるだろう [練習レポート 8/2]

 

 

リーグ中断明け初戦の清水エスパルス戦は2-2の引き分けに終わった。前半終了間際にPKを失敗したことでメンタル的に落ち込み、反対に清水は息を吹き返して士気を上げた。とはいえ先制点を奪い、追いつかれたあとも天野純のゴールで勝ち越しに成功。「2回のリードがあった。上位を狙うには勝ち切らなければいけない試合だった」(エリク・モンバエルツ監督)こともたしかである。

勝てた試合を勝ち切れなかったショックを振り払い、それでも次に進まなければならない。今週末は清水よりも苦労していると思われる最下位・アルビレックス新潟とのアウェイゲームだ。マリノスは月曜日からトレーニングを再開し、土曜日のゲームに向けて調整を進めている。

まず気になるけが人の状態だが、中澤佑二が大丈夫そうだ。清水戦の終盤に右足甲を裂傷し、試合終了直後はすぐさまロッカールームに引き上げて縫合したという。ただ、試合終了時までプレーできたように重傷ではない。今日水曜日は別メニュー調整ながらスパイクを履き、細かなステップを加えたメニューを消化。指揮官は「木曜日のトレーニングに合流できれば」と話しており、明日の練習に参加できれば試合出場に向けてゴーサインとなりそう。

久しぶりに別メニュー調整の中澤を見るが、試合に出るために体を動かしているのであって、今週は難しそうな状態ならば患部の回復に努めているだろう。全体練習と別部隊とはいえ、汗を流しているのは試合に向けた調整と考えていい。中澤不在の戦術練習ではミロシュ・デゲネクとパク・ジョンスがコンビを組んでいたが、鉄人はきっちり試合に間に合わせる。

その他に目を向けると、依然として各セクションで激しい争いが繰り広げられており、今日の練習ではメンバーをシャッフルしながら戦術確認を行った。モンバエルツ監督は「いい状態の選手が数多くいる。ポジション争いに関わっていることを意識させながら競争させたい」と競争を促している。

 

 

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