「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「我々は特にアウェイでリードした時に、守備でコントロールできている。これは我々のスタイルだ」(モンバエルツ)他 [鳥栖戦前コメント]

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「(新潟戦と札幌戦の序盤を振り返って)新潟戦は最初の25分間くらい相手のアグレッシブな守備に苦しめられた。札幌戦はもっと短くて、最初の10分間くらいだった。札幌の前線の選手のフィジカルと長いボールを使ったプレーに苦しめられた。でもそのあとは自分たちがゲームをコントロールできた。だから新潟戦と札幌戦では少し内容が違って、札幌戦のほうが早くリズムを取り戻せた。重要なのは2試合ともアンダイレクトでつなぐことを徹底して、それで相手を超えたこと。その中で特に(飯倉)大樹がいい貢献をしている。

(ゲームコントロールの手ごたえは?)その方法は大きく分けて二つある。ボールをもって支配することと、守備でコントロールすることの二つだ。札幌戦では主にボールをもってコントロールできた。でも時には相手が素晴らしい攻撃をしてくることもある。その場合は守備でコントロールする必要がある。我々は特にアウェイでリードした時に、守備でコントロールできている。その二つを使い分けられるのがいい。そして、これは我々のスタイルだ。チームによってはそのどちらかだが、我々は二つを使えている。

(鳥栖戦の選手起用について)新潟戦から札幌戦は中3日の試合だったので、選手をローテーションしながら試合時間を分けていくことにトライした。ここまでやるべきことはできているので、次は連戦の3戦目をどうするか。もちろん選手全員を替えることはできない。これから上位争いをしていくためには、疲労や痛みがあっても、それをメンタル的に乗り越えていく必要がある。もうひとつ上のステージに行くためにメンタルの強さが求められる」

 

MF 10 齋藤 学

「札幌戦で右足首をひねってしまった。まだ痛みはあるけど、試合は大丈夫だと思う。右サイドか左サイドかは試合状況によるし、相手と兼ね合いもある。マル(マルティノス)はスピードを持ったプレーで縦へ行けるので左右どちらでもあまり変わらない。自分としては左のほうが慣れているけど、右でも周りと絡みながらできる。新潟戦や札幌戦のように試合途中に変えることもできるだろうし、臨機応変にプレーしながらギアを上げていきたい」

 

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DF 24 山中 亮輔

「新潟戦も札幌戦も前半はなかなか上がっていくタイミングが難しかった。いつも前へ行けるときは行くつもりで考えているけど、オーバーラップは周りとの兼ね合いや相手にもよるし、タイミングが重要。後半に入るとチーム全体のギアが上がって、自分も前へ行くタイミングをつかみやすい。マルちゃん(マルティノス)と(齋藤)学くんではプレースタイルが違うので、自分はそのあたりも考えながらプレーしている。いまの良い流れを切らさないように3連戦の最後もしっかりプレーしたい」

 

MF 6 扇原 貴宏

「前回の鳥栖戦では自分のミスから失点してチームに迷惑をかけてしまった。でも終わったことなのであまり気にしていないし、チームが勝つことだけを考えてプレーする。今は連勝してチームの流れが良くなっているので、その勢いのままもっと勝ち点3を積み上げていきたい。札幌戦でのヘディングゴールは自分にとって珍しいこと。セットプレーから得点できればラクになるし、逆に失点すると難しいゲームになる。いずれにせよ大事なポイントになる」

 

DF 27 松原 健

「札幌戦でのオウンゴールはもちろんシュートではない(苦笑)。とにかく速いスピードのクロスを蹴ろうと思ったら相手のGKに当たって入ってくれた。どんな形でも結果を残すのは大事なので、自分としてはラッキーなこと。前半はあまりオーバーラップできなかったけど後半になってからは何度か前へ行けた。マルちゃん(マルティノス)が珍しく自分のことを使ってくれたことに感謝したい。連勝して順位を上げることができたので、さらに上を目指したい」

 

FW 17 富樫 敬真

「新潟戦のようにFWの選手がニアサイドでつぶれるのは海外なら当たり前。相手DFだけでなくGKの意識を引きつけることができれば、ボールが後ろに流れた時にゴールするのがより簡単になる。もちろん自分が得点できれば一番いいし、ヤマ(山中)や(松原)健くんはワンステップで速いボールをニアに蹴れる選手。自分としても入りがいがあるし、ゴールできる感覚もある。先発を決めるのは監督。自分は結果を残していないので何も言えないし、出場機会をもらえたときに狙っていくだけ」

 

 

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