『J番記者による大忘年会2017』~タグ祭り!~12/18渋谷で開催

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「この時期にこんな上の順位にいたことがないので、オレは優勝を意識します」(松原)・「とにかく試合に出続ける」(山中) 【松原・山中 両SB対談 1】<無料>

 

対象選手:松原健&山中亮輔
実施日:8月31日(木)
インタビュアー:藤井 雅彦
協力:横浜F・マリノス広報室

 

F・マリノスの両SBは、いずれも今季から加入したニューフェイスだ。

同じ1993年生まれだが、早生まれの松原健が学年では一つ上。だから松原は山中亮輔に『ヤマ』とニックネームで話しかけ、山中は松原を『健くん』と呼んで慕う。

第1回のテーマは、14試合負けなしの現状と目前に迫った川崎フロンターレとの大一番について。そしてその先に見え隠れする大目標に向け、それぞれの想いを聞いた。

 

 


 

――14試合負けなしという結果に手ごたえを感じていますか?

 

松原「こんなに長い間負けのない経験は、プロになってから一度もありません」

山中「手ごたえはありますけど、ずっと勝ち続けられるわけではない。いつかは負ける試合もある。その時に気持ちを切らさないことが大事だと思っています」

 

 

――チーム記録は2013年の15試合負けなしで、その時は8勝7分でした。今は10勝4分だから明らかに白星が多い。

 

山中「でも、もったいない引き分けもあったという感覚です」

松原「そうだね。引き分けた広島戦(第18節、1△1)、エスパ戦(第19節、2△2)、あと神戸戦(第23節、0△0)は勝てるゲームだったと思います」

 

――リーグ最少17失点も立派な数字だと思います。

 

松原「それは(中澤)佑二さんや、みんなのおかげでしょう。特に佑二さんは最後の場面で相手のシュートを必ず体に当ててブロックしてくれますから」

山中「うん、佑二さんと(飯倉)大樹くんにかなり助けられている。その二人抜きに最少失点は語れませんよ」

松原「オレはヤマも体を張って守れていると思う。中に絞って守る時のポジショニングも良くなっているよね」

山中「健くんは身長が高いからいいよね。足も長いから、最後のところでボールに当てることができる」

松原「(山中の足を見ながら)足の長さは仕方ないよね(笑)」

山中「ほんとだよっ!(笑)。クロスのブロックの時は本当にうらやましい」

松原「オレからすると、ヤマのようにスプリントできるのは本当にうらやましい。サッカーは長い距離を速く走るよりも、短い距離のスプリントが大切な場面が多い。それを何回もできるのはすごい」

山中「見栄えはどちらがいいのかな?」

松原「絶対にヤマのように走れるほうがいいよ! それに先発して数試合でいくつもアシストされたら、もっと試合に出ているこっちはたまらない(笑)」

 

 

山中「ラッキーです(笑)。ただ攻撃の面では自信があったし、今は結果が出ているからいいけど、結果が出ない時でも代えられない存在にならないと」

松原「ヤマはもともと攻撃の力を持っているけど、最近は本当に守備が良くなってきていると感じる。U-18やU-19で最初に出会った時は、簡単に裏を取られて相手と入れ替わるシーンが多かった。でも今年はそういう場面が全然ない。成長しているよね」

山中「あざーす。でも、そういうことを言うと次の試合が危ない(笑)」

松原「マッチアップはエウシーニョだしね(笑)」

 

――さて、フロンターレ戦との大一番を迎えます。

 

山中「拮抗したゲームになるんじゃないですか。僕は前回のゲームに出場していないので、健くんどうだった?」

松原「前回対戦ではボールを回されてはいたけど、最後の最後で守れていました。ただ、相手の歯車がすべて噛み合っていたわけではないことも勝てた要因かなと。最近のフロンターレは歯車が噛み合ってきているように感じるので、前回対戦よりも難しくなる。より鋭い攻撃をしてくると思います」

山中「僕は去年の5月にけがをしたのがフロンターレ戦でした。その試合は所属していたレイソルが1-3で負けてしまって、すごく強いイメージがあります。ボールを持たれて我慢する時間が長くなると思うけど、ウチはそのほうがいい。引いて守る相手を崩すほうがやりづらいというか苦労しているので、前へ出てくるフロンターレのほうが攻撃面ではいいと思います。あとはダービーなのでメンタル面で戦わないといけない。アウェイだけど近いのでサポーターもたくさん来てくれると思うので、サポーターを喜ばせられるような結果を出したい」

 

――ボールを持たれる時間が長くなるのでしょうか?

 

松原「それは想定済みです。フロンターレ相手にボールを握れるチームはそうそうない。そういうものだと思って戦えばいい」

山中「持たれているのではなく“持たせている”と思うようにします」

松原「そう思うしかない(笑)」

山中「前半を0-0で折り返せれば良い流れになっていく」

松原「これだけ前半スコアレスが続くと『今日はどうだろう』と不安がよぎる瞬間もあるけど、FC東京戦も最後に点を取れた。少しずつ形になってきていると感じます」

 

――残り10試合で現在2位。いろいろな可能性を残す位置にいます。

 

松原「もう残り10試合か。早いですね。ついこの前キャンプをやっていたのに」

山中「上位陣との対戦が多い9月が勝負です。自分にとっては古巣のレイソル戦もあるので楽しみ」

 

 

――『優勝』の二文字を意識しますか?

松原「正直、この時期にこんな上の順位にいたことがないので、オレは優勝を意識します。でも残り10試合もあるので、残り5試合、3試合になったらもっと意識するんだと思います」

山中「僕はあまりしないかな。2011年にレイソルが優勝した時、高校3年生で2種登録でした。それで優勝を決めた埼玉スタジアムにもいたんです。優勝してからピッチにも入ってシャーレを眺めていたんですけど、やっぱり当事者ではないので喜びを爆発させるという感じにはならなかったですね。健くんは意識するんだ?」

松原「しないの? 今すごくいい位置にいるから意識しちゃうよ」

山中「オレはとにかく試合に出続けることしか考えていないかな。それは最後まで変わらないと思う」

松原「それは大前提だよ。練習で少し痛い箇所があっても『絶対に休まない』と自分に言い聞かせる」

山中「お互いポジション争いが激しいから怖いね(笑)」

松原「でも、その中で二人が試合に出続けて、優勝争いの中で活躍できたら最高だよ。まずはフロンターレに勝って、終盤戦に向けて弾みをつけよう」

山中「それ!」

 

 

(第2回につづく)

 

 

 

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