「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「緊張などは考えなかった。学くんに恥じないプレーをしようと思った」シノヅカ・「もったいないという言葉に尽きる」(中町)他 [甲府戦後コメント]

 

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「今日はまず甲府を称えたい。彼らにとっても重要なゲームだったと思う。レフェリーにミスがあったのではないかと思うが、我々にもミスがあった。今日のゲームプランをしっかり出せなかったことで、このような結果になった」

 

――ゲームプランを出せなかったという、監督の中での誤算とは何か?

「(金井)貢史のけがはゲームプランとは関係ない。甲府は[5-3-2]で自陣に守備ブロックを作ってくる。だから幅を使ってスペースを作らないといけなかったが、そのプランを遂行できなかった。具体的に言うと、両サイドがもっと幅を取らないといけなかった。今日の1点目はセンタリングから生まれたが、幅を取ればチャンスにつながるという証明だったと思う。そして最後はイッペイ(シノヅカ)がサイドにポジションを取ったことで攻撃が活性化したと思う」

 

――ミロシュ・デゲネクはけがには見えなかったが、交代は戦術的な意味合いだったのか?

「あれは戦術的な交代。ボールをつなぐという部分で、より確実なプレーをできるように交代した」

 

MF 37 イッペイ シノヅカ

「前節も前々節も、いつ試合に出ても貢献できるように準備してきた。ゴールは、とにかく枠に入れることを考えて、あとは目の前のDFに当てないことを意識した。シュートが弱くても枠に飛べばGKは反応できないと思った。勝っているときだったらもっと存分に喜べたと思うけど、ビハインドの状況だったので早くゲームを再開したいという気持ちしかなかった。相手が引いていたのでスピードやドリブル突破という特徴はなかなか出せなかった。でもゴールという目に見える結果を残せてよかった。応援してくれた人に感謝したい。(齋藤)学くんが一度難しくなって自分が呼ばれたけど、プレーを続けたので一度下がった。でもやっぱり難しかったので、もう一度呼ばれた。緊張などは考えなかった。でも学くんに恥じないプレーをしようと思った。自分がやれることをやって貢献することだけを考えていた」

 

MF 10 齋藤 学

「昔、半月板をけがしたときはひざがロックされてプレーを続けることができなかった。でも今日は動かないわけではなかったので続けたけど、やっぱり全力でプレーするのが難しかったので交代してもらった。けが人が出て、ミスから失点して、このまま落ちていくのは簡単だと思う。次のガンバ戦に向けて、あとは天皇杯もあるし、チーム一丸となって戦っていきたい。自分のけがの状況は検査してみないとわからない」

 

 

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DF 22 中澤 佑二

「優勝やタイトルに手が届くという手ごたえをつかんでいるだけに、今日のようなゲームになって悔しい。レイソル戦の前半のようなサッカーができれば上へ行けるという手ごたえがあった。それなのに1点目もミスだし、2点目もミス。いろいろなところでミスばかり起きて、ミス絡みの失点が多過ぎた。自分たちでゲームをダメにしてしまうのはもったいない。チームのエネルギーを前向きにできるようにトレーニングしていきたい」

 

MF 14 天野 純

「甲府と対戦するときはいつもこんな感じのゲームになる。前半はいいボール回しができなかったけど、後半はそのあたりが少し改善できたと思う。それを前半からやらないといけない。直接FKは少しずつゴールに近づいている。いつか入ると思う。感触は良かった。でも少し距離が近かったのと、壁にいた相手の6番の選手の高さが気になって、少し高く蹴ってしまったかもしれない」

 

MF 8 中町 公祐

「もったいないという言葉に尽きる。自分たちでバランスを崩して、ミスから失点して負けた。レフェリーの問題が最初ではない。先制されて相手は引いて守ることは分かっていて、その状況ならもう少しCBが持ち運んでいくことが必要。そうしないと相手のブロックが崩れない。それを打開するために(齋藤)学とマル(マルティノス)のポジションを入れ替えて、それで少しボールが流れるようになったけど、そこでミスから失点したら意味がない」

 

 

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