「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

手の内を知り尽くしている相手をいかにして超えていくか。それが今節最大のテーマ [J30節 磐田戦プレビュー]

 

中3日でジュビロ磐田との再戦になる。ともに水曜日の天皇杯準々決勝では主力メンバーの約半数を温存した。したがってコンディション面での条件は五分と五分。マリノスにトーナメント戦を勝利した勢いがあるならば、磐田にはそのゲームを落としたことによる反骨心がある。この一戦に向けたモチベーションという点では、どちらが圧倒的に有利ということはないだろう。

 リーグ戦の順位表を見ると、マリノスは現在3位につけている。シーズン終了時までこの位置をキープすれば、目標に掲げている『ACL出場権獲得』を達成できる。対してジュビロはマリノスと勝ち点4差の6位。残り試合はこのゲームを含めて4試合となっており、ここで黒星を喫すると上位争いから脱落する。負けられない状況は同じでも、より瀬戸際に追い込まれているのはジュビロのほうだ。

そう考えると90分のうちのどこかで必ず前へ出てくるだろう。ではそのタイミングがいつか。それを予測するのは非常に難しいが、相手には中村俊輔がいる。天皇杯での対戦がそうだったように、序盤はスロースタートでマリノスの出方をうかがってくる可能性が高い。キックオフと同時にギアをフルスロットルに入れて攻撃してくることは考えにくい。

対してマリノスはどうするか。予想フォーメーションを見ていくと、センターラインを中心に昨季まで在籍していたメンバーが過半数を占める。

 

 

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