「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「若い選手が試合に出られるようにすることが大事でした。マリノスは育成もしっかりしているクラブだからです」-モンバエルツ退任 [監督・社長囲みコメント全文(2)]

 

2日、横浜F・マリノスはエリク・モンバエルツ監督が今季限りで退任することを発表した。モンバエルツは2015年から指揮を執り、今季は3シーズン目を戦っていた。第31節終了時点でのリーグ戦順位は5位、天皇杯はベスト4に進出している。

この日の練習終了後、エリク・モンバエルツ監督と古川宏一郎社長、アイザック・ドルスポーティングダイレクターの3名が同席した囲み取材が行われた。以下に囲み取材の全文を掲載する。

 


 

(1)からのつづき

 

――監督に聞きたい。このタイミングでの退任発表ということになりましたが、クラブの決断をどう捉えていますか? そして残りシーズンへの思いは?

 

モンバエルツ監督
「まず初めに、これはクラブだけの決断だけではなく、一緒に話し合った中で決めたということです。
私は外国人として3年間ここで監督をやらせていただきました。外国人監督として3年という期間、クラブとしての方針を進めるために全力を捧げました。この3年という期間はちょうどいい期間だと思います。クラブも、そして私も、ハイレベルでやっていくにはここで働くみんなが高いモチベーションとフレッシュさを保つことが必要です。自分たちの目標を達成するために高いモチベーションをキープしなければいけない。そのためにどうするかを話し合い、次のサイクルに進むのがいいだろうと決めました。やり過ぎてもいけない、長過ぎてもよくない。ある時期というのは決めたほうがいい。今シーズンは3年間の締めくくりとして掲げた目標を達成するために全力を注ぐ、それがいいだろうと。何としてもこの目標を達成して、3年というサイクルに区切りをつけたい。次のサイクルに新たな監督が来て、次のチャレンジができるようにしたい。

 

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