「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マルティノスはさすがの存在感を発揮。実戦復帰して見せ場を作った [高知キャンプ5日目(練習試合:高知大学戦)]

 

[リザルト]

日時:11月10日(金)10時30分~
場所:春野総合運動公園球技場
対戦相手:高知大学
形式:30分×4本
スコア:4-1(1-0、3-0、0-1、0-0)

得点者: 1本目3分中町公祐、2本目15分栗原勇蔵、2本目17分遠藤渓太、2本目30分遠藤渓太、3本目11分高知大学

 

 

 

 1本目に決まった中町公祐のゴールは昨日のレポートでポイントとして挙げた左サイドの崩しから。自陣でボールを持った下平匠が前方のタッチライン際に張り出したダビド・バブンスキーへ。バブンスキーは中央へボールを持ち運び、伊藤翔が流れてできたスペースへ走り込んだ中町へ。狙いとする左サイドのコンビネーションから先制ゴールが生まれた。アタッキングエリアに入り、縦方向ではなく中方向へのプレーでシュート場面を作れたことに、このメンバー構成の利点が見えた。

ただ、その後はチャンスらしいチャンスをほとんど作れず。高知大学の積極的な守備に手を焼き、思うように攻撃の形を構築できなかった。エリク・モンバエルツ監督が「相手は若く、アグレッシブだった」と満足げに振り返ったように、特に守備面で激しさを持つ相手はスパーリングパートナーとしてちょうどいい相手だった。

 

 

 

 2本目に入っても高知大の元気の良さは変わらず。流れを引き寄せる潮目となったのは15分のセットプレーだ。天野純の左CKを打点の高いヘディングで合わせたのは、中澤佑二とのCBコンビを復活させた栗原勇蔵。「相手はマークを離し気味に対応してきた。それならボールの落下地点を読む力と打点の高さで勝てる」と冷静に分析したゴールによってマリノスは勢いを増し、高知大はやや意気消沈した。

つづく17分と30分には遠藤渓太の連続ゴールが決まる。1点目は相手のFKをキャッチしたGK杉本大地から高速カウンターが発動し、下平の縦パスを受けた中町の折り返しから遠藤が冷静にネットを揺らす。2点目は右サイドでのコンビネーションで、松原健の縦パスを伊藤がダイレクトではたき、さらに中町もワンタッチでスペースへ。スピードで勝る遠藤が相手を振り切り、角度のないところからGKとの1対1で股間を抜いて決めた。

 

 

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