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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「学くんがいない状況で誰かがやらなければいけない。それが自分になりたい」[遠藤渓太選手インタビュー(後編)]

実施日:11月7日(火)
インタビュアー・写真:藤井 雅彦
協力:横浜F・マリノス広報室

 

 

季節は夏になっていた。U-20W杯が終わっても遠藤渓太の出場機会はなかなか訪れず、8月にイッペイ・シノヅカが加入したことでポジション争いはさらに激化。ベンチ外になる悔しさも味わった。

転機となった試合は、9月30日に行われたガンバ大阪との一戦。その前の試合で齋藤学と金井貢史が負傷したことで6試合ぶりにベンチ入りすると、試合前半に松原健が負傷し交代を余儀なくされる。呼ばれたのは背番号18。久しぶりの試合出場は右SBとして過ごすことに。

この試合で決勝点となるリーグ戦初ゴールを挙げると、10月の公式戦では3試合連続で得点に絡む快活なパフォーマンス。迎えるリーグラスト3試合と天皇杯準決勝に向けて、プロ2年目のアタッカーは上昇気流に乗りつつある。

 


 

 

――波が来ている感覚、手ごたえはありますか?

「少しありますけど、まだまだ満足していません。効率よく結果を残せているだけで、内容としてはもっとやらなければいけないし、できると思っています。(齋藤)学くんが負傷した甲府戦はメンバー外で、テレビ観戦でした。でも、いつかチャンスは来ると思って準備していました。(下平)匠くんのように実力と実績がある選手がメンバー外になっても黙々とトレーニングしている姿を見て、若い自分が腐っている場合ではないと思いました。その努力を結果につなげることができて、ホッとしているという心境です」

 

――ガンバ戦後は「結果を出したい」ではなく「結果を出し続けたい」と話していました。

「結果を出さずして試合には出られません。先輩は結果を出し続けてスタメンに定着しています。最近の試合では得点に絡むことができているので、それをシーズン最後まで続けたい。あとは、突き抜けた結果がほしい」

 

――ターニングポイントを挙げるとすれば、どの試合ですか?

「鹿島戦だと思います。ガンバ戦での初ゴールも大きな意味があったけど、途中出場とはいえ本来やりたい前のポジションで起用されて結果を残せた鹿島戦は、大きな自信になりました」

 

――天皇杯準々決勝の磐田戦ではオウンゴールにつながるクロスを上げましたが、全体的にはリズムを掴めていなかった印象があります。

「それが今の課題だと思っています。あの試合では、自分発信で全体を変えられず、力不足を感じました。何とかしようと思っていたけど、結果として変えられなかった。まだまだ力が足りないことを痛感させられました」

 

――続くリーグ磐田戦では得意のドリブル突破からPKを獲得しました。

「1トップの(伊藤)翔くんが右サイドに寄ってプレーしてくれました。自分は先発出場できたこともあって、力の使いどころを思い出してきたというか、分かってきました。爆発的なパワーを出せるタイミングが感覚的につかめてきた。タイミングよく翔くんを追い越して、ファーストタッチで上手く抜け出したことでPKを獲得できました」

 

――それぞれ異なる形でゴールに絡んでいるのは自信につながるのでは?

「まだアシストしていないので、そういった形でも貢献したいです。監督には『縦に突破してクロスを上げろ』と指示されるので、クロスからアシストすることが目標の一つです。もちろん、ゴール前でシュートを打てる場面になったら自分で決めたい」

 

――結果を残すことで見えてくる景色が変わってきましたか?

「少しずつですが、自分本来のパフォーマンスを出せるようになってきました。去年は試合に出ても自分の思い描くプレーはあまりできず、周りに合わせるような内容が多かった。今はミスを恐れず、自分がやりたいプレーを出せるようになってきた感触はあります」

 

 

――シーズン終盤に入り、リーグ戦残り3試合と天皇杯に向かいます。

「とにかく次のセレッソ戦が大事になります。マルちゃん(マルティノス)が復帰してきて、最近はダビ(バブンスキー)もサイドでプレーしている」

 

 

PREMIUMコースとは

 

「彼らと争わなければいけないけど、自分も結果を残せていることに自信を持って先発に名乗りを挙げたい。目標としては、残り3試合すべてで点に絡むことです。やれるという手ごたえはあるので、結果で示す。『全部ボールをくれ』と思いますから。学くんがいない状況で誰かがやらなければいけない。それが自分になりたい」

――エリク・モンバエルツ監督の今季限りでの退任が発表されました。プレー面に影響はありますか?

「1年目の自分を使ってくれた監督ですし、もしかしたら自分がトップチームに昇格できたのも監督のおかげかもしれない。いろいろなことを教わって、たくさん怒られました。試合に出なければ感じられないことを感じさせてくれた監督です。だから残り試合でしっかり結果を残して、恩返ししたい。監督の記憶に残るプレーヤーになって終わりたいです」

 

――最後に、終盤戦に向けて決意をお願いします。

「これまで勝負どころで人生を変えてきたという自負があります。終盤だけど、人生を変えるだけの試合は残されているし、チャンスもあると思います。来年、学くんが復活して、オフに補強があったとしても、自分がスタメンで試合に出られるようにするのが目標です。そのためにも結果を残して、自分の存在感をサポーターに示したいです」

(おわり)

 

 

tags: 遠藤渓太

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