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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

アジアの舞台へ。マリノスの進むべき道は明確に見えている [第32節 C大阪戦プレビュー]

リーグ戦3試合を残して優勝の芽は潰えている。しかしシーズン開幕前に目標として掲げた『ACL出場権獲得』を狙える位置につけている。紆余曲折を経ながら選手が懸命に闘ってきた成果で、この季節になっても何か具体的な目標に向かって戦えるのは本当に幸せなこと。ただ消化試合を戦うのではなく、プレッシャーのかかる舞台で勝敗を決する。それがチームと選手の成長を促す。

 迎えるセレッソ大阪戦は、マリノスにとって大一番になる。勝てば順位が入れ替わり、他会場の結果次第で3位に順位を上げられるかもしれない。反対に負けると3位を狙うのはかなり厳しくなる。今節は3位の柏レイソルと6位のジュビロ磐田の対戦が組まれており、この2試合が終わって勝ち点3差にひしめく4チームの明暗が分かれる可能性と、さらにもつれる可能性の両方がある。

その大事な一戦に臨む先発の面々は、結果的に実績に長ける顔ぶれが多くなった。CBには栗原勇蔵が起用される。オーストラリア代表のミロシュ・デゲネクがチームに戻ったのは試合前日の金曜日。心身ともに疲労困ぱいの状況で、これまで代表帰りのゲームでのパフォーマンスが芳しくなかったこともあり、ベンチスタートに回る。そして杉本健勇の高さと強さに対抗するために、若大将が満を持して今季2度目の先発を飾る。

高知キャンプ中に左太もも裏肉離れのアクシデントに見舞われた山中亮輔のポジションには背番号23が入る。最近2試合はチーム事情で右SBとしてプレーしていたが、それでは能力の半分も出せない。ストレスのない左サイドに戻って下平らしいパフォーマンスを期待したい。彼らしさとはつまり「自分はすごいプレーをするわけではなく、普通に淡々とやるだけ」である。

 

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中盤の底は中町公祐と扇原貴宏。扇原が5試合ぶりに先発するのは古巣との対戦だから…というのはもちろん関係なく、攻撃面を考えてのこと。エリク・モンバエルツ監督は「攻撃のところでバリエーションが必要になる。時にはアンダイレクト、時にはダイレクトのプレーが必要で、タカ(扇原)にはその部分を期待している」と起用の意図を明かした。夏場の快進撃を支えたボランチが存在感を発揮する展開になれば、それはマリノスが主導権を握っている証拠となる。

 攻撃陣に目を移すと、齋藤学を除いて駒は揃った。両ふくらはぎ痛でジュビロ磐田戦を欠場したマルティノスはすでに復帰し、先発でもいける状態にある。両サイドは左にダビド・バブンスキー、右に遠藤渓太が入る見込みだが、状況次第では早いタイミングでキュラソー代表に出番が訪れるだろう。さらに既報のとおりウーゴ・ヴィエイラも合流し、ベンチ入りする運びとなった。こちらは時間限定の出場になるだろうが、限られた時間でゴールネットを揺らす仕事を最も得意とするタイプだ。得点が必要な状況では伊藤翔との2トップ結成も視野に入る。

勝つためのプレー、勝つためのマネジメント、勝つためのサポートが必要だ。ホーム最終戦で勝ち点3をつかみ取り、アジアの舞台へ近づく。マリノスの進むべき道は明確に見えている。

 

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