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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

後任監督に日本人の名前が複数挙がったが噂や憶測の域 [J32節C大阪戦レビュー]

試合前に行われたマリノスとシティ・フットボールグループのパネルディスカッションには、古川社長(左)の他にCFGグローバルフットボールマネージングディレクターのブライアン・マーウッド氏(中)と、シティ・フットボール・マーケティングパートナーシップ部門シニア・バイス・プレジデントのダミアン・ウィロビー氏(右)が参加。その場で監督人事に話が及ぶと・・・

 

 

今季のマリノスの勝ちパターンと負けパターンは紙一重だ。セレッソ大阪戦では前半の早い時間帯にダビド・バブンスキーが先制ゴールを決め、ピンチがありながらも無失点でハーフタイムに入った。勝つ試合はそのまま後半もリードを守りきり、場合によっては追加点を奪える。しかし負ける時は押し込まれて失点し、それが瓦解へとつながっていく。

この日は後者だった。守備ブロックのズレを突かれて同点ゴールを許すと、主導権はセレッソに移った。4分後にはマリノス育ちの水沼宏太に古巣弾を決められ、その2分後にはCKから杉本健勇にヘディングシュートを許す。あっという間に追いつかれ、引っ繰り返されただけでなく、2点差をつけられた。まるで“魔の数分間”のような出来事で、この時点でマリノスが勝つ可能性は限りなく低くなった。

ディフェンスリーダーの中澤佑二は「チームとして守備だけを頑張っている展開になっている。これだけ失点が多いと厳しい。また同じ負け方をしてしまった」とうなだれた。その中澤と久しぶりにコンビを組んだ栗原勇蔵は「よく考えたら日産スタジアムで先発するのは久しぶりだった。意気込んで試合に臨んだけど、一つもいいプレーはできなかった。悔しい」と肩を落とした。

完成度や成熟度といった点では、セレッソはこれからさらに伸びていくチームだろう。だが、ルヴァンカップを制覇し、天皇杯でもベスト4に進出し、リーグ戦でも上位につけていることで、自信がみなぎっているように感じた。失点しても慌てることなくゲームを進め、畳みかけるべき瞬間を見逃さない。タイプとしては川崎フロンターレよりも鹿島アントラーズに近いイメージ。そこに清武弘嗣を筆頭とした個のスキルに長ける選手が多いることが、強さの根源にある。

苦い記憶を振り返るのはこれくらいにして、この日はホーム最終戦ということで試合後には毎年恒例となっている社長の囲み取材が行われ、当然のように監督人事が話の大半を占めた。その場で古川宏一郎社長は「最終段階に近いところに来ているかな」と明かし、決着が近いことを匂わせた。言葉を額面通りに受け取るならば、後任発表の日はそう遠くなさそうだ。

現在のマリノスとCFGは監督選定の際に大枠の候補者リストを作成し、そこからスクリーニング(ふるいわけ)の作業を行い、各候補者と並行して交渉を進めていく。そのため『面接』という表現を用いるわけである。第1候補と交渉し、破断したら次の第2候補と交渉、というような一般的なプライオリティ方式とはどうやら違う。

今日、一部報道で日本人監督の名前が複数挙がった。

 

 

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