「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「前へガンガン行くのが自分のウリ」(山中)・「いい形でサイドを変えて攻撃できたので、そういうシーンをもっと増やしていきたい」(下平)他 [浦和戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「浦和が試合の最初からプレッシャーをかけてくることを予測していた。それに対する準備をして、相手のプレッシャーをかわして何度かチャンスを作ることができた。後半は良い守備を続けながらオープンな展開になると予測していて、切り替えのところでチャンスを作って得点に結びつけることができた。得点以外でも何度かチャンスを作り、今日は戦術的に良いゲームができた」

 

――戦術的に上手くコントロールした試合だったと思うが、マルティノスや天野が不在で限られた選択肢の中でどう戦うプランだったのか?

「出場停止の選手がいたので選択肢は少なかったが、プレーの原則をみんなが理解している。出場した選手がよくプレーしてくれた。山中をいつもよりも高い位置で起用し、彼が相手の裏を取るところで貢献してくれた。どのように浦和に勝利するか考えなければいけなかったが、バランスの良い守備をして相手の背後を取ること。臨んだことを選手がやってくれたので、選手にブラボーと言いたい。今日の勝利で力をつけて天皇杯に向かっていきたい。天皇杯に向けてまた新たな競争が生まれる」

 

――リーグ戦を振り返っての感想は?

「客観的に考えて良いシーズンだったと思う。唯一、1試合失敗したのはセレッソ戦だった。3位を賭けたゲームだったが、その試合に負けて可能性がほぼなくなった。ただ、我々は若い選手が多く、途中には齋藤の負傷があり、ウーゴ(ヴィエイラ)もけがで1ヵ月チームを離れていた。チームのクオリティーという面に関して良いシーズンを送れた。今日もビルドアップのところである程度パフォーマンスを出せた。ここまでチームが示してくれているパフォーマンスを誇りに思う」

 

――守備で機能した部分は?

「最近はセットプレーからの失点が多かったが、今日はなかった。効果的にセットプレーの守備ができて、浦和というアジアのチャンピオンチームに対して集中力を持って臨めたことが失点しなかった理由だと思う」

 

 

MF 6 扇原 貴宏

「試合の立ち上がりは良くなかったけど、そこで失点せずに耐えることができた。攻撃もシュートまで行けていたので、勝つチャンスはあると思ってプレーしていた。前半を失点ゼロでしのいで、後半に(前田)直輝が上手く決めてくれた。相手は真ん中に寄った攻めだったので予測しながら守ることができたと思う。攻め込まれる時間は長かったけど、危ない場面はそんなになかった。攻撃に関してはヤマ(山中)との信頼関係ができている。自分がボールを持ったら走ると言っていたので、自分も積極的に長いボールを蹴った。相手に引っかかる場面もあったけど感触は悪くなかった。」

 

MF 24 山中 亮輔

「前へガンガン行くのが自分のウリ。求められているプレーもそういうところだった。正直もっと突破してクロスを上げたかったけど、最後にアシストという記録を残せたのは良かった。相手の最終ラインが浅かったので、タカくん(扇原)がボールを持ったときは迷わず裏を狙った。自分がSBの時からタカくんとの信頼関係ができているので、あとは(下平)匠くんとコミュニケーションを取りながらプレーすることを考えていた。5位は悪くない結果だけどもっと上を目指せるチームだと思う。終盤は主力選手にけが人が出て難しい部分もあったけど、そういった中でももっと戦わないといけない。天皇杯でACL出場権を獲得したい」

 

 

下バナー

(残り 634文字/全文: 2083文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ