「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「サッカー選手として一番いい選択をしたい」という決断を尊重し、さらなる飛躍を願う [前田直輝、松本山雅完全移籍]

 

マリノスは11日、MF前田直輝がJ2・松本山雅FCへ完全移籍することを発表した。前田は2016年に松本山雅から完全移籍で加入し、加入1年目は13試合に出場して2得点を記録。2年目の昨季は開幕戦の浦和レッズ戦で決勝点を挙げる最高のスタートを切ったが、その後は思うように出場機会を得られず。限られたプレータイムの中でリーグ戦4得点とキャリアハイの数字を残したものの、出場時間は898分にとどまっていた。

契約更改交渉後、前田は「今年1年間は、結果を 出しても次の試合に出られないことが多くて、納得するのに時間がかかるシーズンだった」と率直な心境を吐露していた。プロの世界は厳しく、試合に出場して結果を出せなければ、次はない。しかし、結果を出しても次の試合でチャンスがやってこなかった。目に見えるゴールという形の結果が『評価=出場機会』につながらないジレンマは年間を通して変わらなかった。

 

 

冒頭で述べたように、開幕戦の浦和戦で途中出場ながら決勝ゴールをマークし、新しく生まれ変わったマリノスに初勝利をもたらした。しかし第2節・コンサドーレ札幌戦では引き続きベンチスタート。最終節では再び浦和からゴールを奪って1-0の勝利に貢献したが、つづく天皇杯準決勝・柏レイソル戦で出番はなかった。

得点が評価 のすべてではないことを理解している本人は「点を取れたけど、それ以外は何もなかった。全然足りない」と決まり文句のように口にしていた。だが、何をすれば認められるのか。技術面や戦術面での課題を認識しつつも、最も重要なゴールという結果を出している事実を、自分自身が消化できなかった。

 

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