「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ユン・イルロクはコンビネーションプレーで見せ場を作る。生駒のプレーには先輩選手たちも一目 [石垣島キャンプ5日目レポート(練習試合:FC琉球)]

 

[リザルト]

日時:1月24日(水)13時~
場所:サッカーパークあかんま

対戦相手:FC琉球(J3)
形式:45分×3本

スコア:2-1(1-0、0-0、1-1)
得点者:1本目35分ミロシュ・デゲネク、3本目18分FC琉球、3本目37分仲川

 

最初に、昨日の練習で左ひざを負傷した大津祐樹は精密検査の結果、左ひざ内側側副じん帯損傷で全治4~6週間と診断された。喜田拓也と接触してピッチに倒れ込み、スタッフの肩を借りなければタッチラインの外に出られなかった。暗雲立ち込めるワンシーンだっただけに、前十字じん帯や半月板といった類の負傷にならなかったのが不幸中の幸いだ。開幕に間に合うかどうか微妙だが、焦らず治してチームに戻ってきてほしい。

 

 

さて、キャンプ5日目となった今日は、今シーズン初の対外試合としてFC琉球と45分×3本の練習試合を行った。試合に出場しなかったのは石垣島キャンプに帯同していないウーゴ・ヴィエイラと遠藤渓太、そして前述した大津。大事を取ったのは飯倉大樹、鈴木彩貴、扇原貴宏、山中亮輔の4選手である。その他の選手は時間の違いこそあるが、全員がピッチに立った。

試合後、アンジェ・ポステコグルー監督は「個人としてもチームとしても、今どのレベルにあるか把握できた。1試合目としては良かったと思う」と満足げに語った。昨日も話していたとおり、まずはフィジカルコンディションを上げていく意味合いが強く、精度の面で多くを求めるのは酷だろう。思うように体が動かないため一歩目が遅れてファウルになってしまう選手も散見された。そういった点を差し引いて考える必要があり、結果やスコアに一喜一憂すべきではない。

1本目のスタートから2本目途中までは昨季の主力を中心にメンバーを構成。システムはもちろん4-3-3だ。対して2本目途中からは今季加入したルーキーが多く含まれる面々で、栗原勇蔵や中町公祐、金井貢史という経験ある選手たちがサポートする形となった。いずれのチームも「ポジションをしっかり取って、ショートパスで相手を崩していくこと」がテーマにしていた。

 

 

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