「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

飯倉大樹は「今この時期にチームが完成しているというのはありえない。ミスを恐れてやらないという選択肢はない」と前を向いた [プレシーズンマッチ FC東京戦プレビュー]

 

 

 

開幕が近づいてきた。期待と不安が入り混じっているが、泣いても笑っても約1週間後には2018年のJリーグがスタートする。

それに先駆けて、明日はFC東京とのプレシーズンマッチが開催され、明後日は同じくFC東京と練習試合を行う。アンジェ・ポステコグルー監督は明日だけでなく明後日も含めて開幕前最後の調整の場と考えているようで、「なるべく多くの選手が明日と明後日で90分プレーできたらいいと思う」と話した。結果よりも内容やパフォーマンスを重視するのは当然のことである。

本稿では明日の試合の見どころを解説していくが、キックオフまでにアクシデントがないかぎり予想スタメンに挙げた11人が先発に名を連ねるだろう。日曜日の練習試合に先発するメンバーは横浜に残って調整する模様で、プレシーズンマッチのベンチはルーキーを中心としたフレッシュな顔ぶれになる。栗原勇蔵や下平匠、ウーゴ・ヴィエイラといった面々がベンチに入らないのは、アクシデントではなくマネジメントである。

ここまでの石垣島キャンプと宮崎キャンプではJ1チームと練習試合を戦っておらず、今回のFC東京戦がプレシーズンにおける最初で最後のJ1チームとの対戦機会だ。アンカーの位置に入る喜田拓也は「攻守ともにトライしてきたことを継続して、それがJ1相手にとこまで通用するか。思い切ってチャレンジしたい」と抱負を語った。

 

 

チームの仕上がりはどうか。喜田は「今のところ具体的な手ごたえはない」と慎重に話したが、プレシーズンの段階でそれを得るのはとても難しい。特にJ1チームと対戦していないのだから、成果を示す機会がなかっただけという見方もできる。「自信は強い相手や公式戦から勝ち得ていくもの」(喜田)だとするならば、首都クラブなら相手に不足なしと考えていいだろう。

 

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