「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「公式戦の連勝はこの後の連戦にもいい影響を及ぼすと思います」/明治安田生命J1リーグ第3節 横浜FM戦(2017.03.10)

■石井正忠監督(鹿島):

まずは今日は平日のナイターでしたけど12千人以上の方が応援に来てくださいまして、その人たちに今年ホームゲームの初めての勝利だったんですけど、勝利を届けられて良かったと思います。試合の内容ですけども、前半から攻撃の部分では非常にボールを持っている時間は長かったですし、相手陣内に押し込む時間も長かったですけど、なかなかそこからゴールまでたどり着くことが出来なくて、守備の部分も相手に対応しながら守備も出来ていたと思うんですけど、そこでどうにか1点入れば自分たちの流れに持ち込める状況でしたがなかなか入りませんでした。最終的にはユキのいいクロスから優磨のヘディングシュートが決まって1-0で勝利することができました。ほんとうにホームでも開幕戦に勝っていませんでしたし、公式戦の連勝というのはこの後の連戦にも非常にいい影響を及ぼすと思います。

 

――相手も鹿島を警戒して守備を整えてきたと思います。今季はそういう相手との対戦が増えると思いますが、そこを乗り越えていくために大事なポイント、選手に伝えてることはどういうことでしょうか?

まず、戦い方としてそういう時間が長くてもボールの失い方は非常に注意しないといけない部分が一つと、やはり攻め急がず焦れずに自分たちが保持する時間を長くすることがポイントになると思います。そういうところを意識させながら試合を運んでいきたいというのと、あとは当然、相手陣内でボールを持っているカウンターはどこのチームも狙ってくると思うので、そこの対応はしっかりしておかないといけないと思っています。

 

 

――鈴木優磨選手、素晴らしい決勝点でしたが今日の評価と、得点を決め続けていることについての評価をお願いします。

まず今日のゲームに関してですけど、マリノスさんの堅い守備のなかどういう形で得点を取れるのかということを考えた中で、少しFWが下がりすぎている場面が多かったので、後半は夢生とペドロの関係でしたけど、下がりすぎずに相手の怖がるところでボールを受けようと話したんですけど、そこがなかなかうまくいかなかったので、優磨をそういう役割の選手として入れました。そこをしっかりやってくれたと思います。それは優磨一人ではなくて、夢生との関係も非常に良かったというのもあったと思います。

優磨は今回は得点という形で結果を出してくれましたけど、まだまだプレーの質という部分では向上していかないといけないところが多いと思うので、そこを振り返ってこれから先もやっていってもらいたいと思います。

 

――今日、この試合を勝つためのプランと、長期的な視点での采配とどういうバランスで行っているのか教えてください。

それは優勝するためには、その辺のバランスをうまく考えなければいけないところで、勝つことも当然ですし、新戦力をチーム内にどれだけはやく溶け込ませるかという作業もしないといけない。思った以上に新加入選手はチームの戦術にも慣れてくれていましたし、いいパフォーマンスを発揮してくれていると思います。苦しい中ですけど、こうやって結果が出ることでさらに深まっていくと思います。連戦で得点は非常に少なかったと思うんですけど、勝ちを重ねていって、チーム内の雰囲気もやっているサッカーも正しいんだな、と選手にはわかってもらいたいと思っています。

 

 

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