デイリーホーリーホック

【HHレポート】「水戸徳川家15代当主が会長に就任!水戸ホーリーホックの後援会が来季発足」(2014/10/7) ※全文無料公開

企業、団体、サポーターなど幅広い層から支援を募る

水戸ホーリーホックは10月4日、創設20周年記念事業の一つとして、「水戸ホーリーホック後援会(仮)」の設立を発表しました。
スポーツ文化を通じて、水戸市をはじめとする地域社会に貢献し、青少年少女の健全育成への寄与、地域経済の活性化を図る事を目的に、企業、団体、サポーターなど幅広い層から支援を募り、今後10年、100年続く、永続的なクラブ運営を維持するための組織固めを進めていきます。
後援会会長には、水戸徳川家15代当主、公益財団法人徳川ミュージアム理事長の徳川斉正さんが就任。
後援会の内容は準備中。名称は公募で決め、正式な発足時期は来季の開幕頃を予定しているとのことです。
記者会見で沼田邦郎社長は、「知らない方はいない水戸徳川家の徳川斉正さんを会長にお迎えし、後援会の強力なバックアップの下、地域貢献しながら、地域発展のためにJ1に相応しいクラブに成長していきたいです。そして日本一のクラブになるよう、支援をいただければと思っております。そういう所を目指す土壌が20周年になってようやく出来たのかなと思います。改めて気を引き締めてやらなければいけないという気持ちでいっぱいです」と新たな支援組織に期待を寄せていました。

「スポーツでもっと幸せな地域づくりに貢献したい」

 水戸のエンブレムにはご存知、徳川家の家紋である葵の紋が採用されていますが、これは9代斉昭公の紋。
「光圀公が情の人であれば、斉昭公は熱の人。サッカーを熱く戦うには、斉昭公の紋がいいだろうと思い、その紋の使用を勧めました。葵の英文名はホーリーホック。葵は日陰で育ち、葉の裏に花を咲かせる地味な草。しかし、とても強い草です。徳川ミュージアムの庭にはこの葵がたくさん生えています。ホーリーホックを応援するサポーターの方々には、是非一度現物を見ていただきたいです」と徳川さん。
「ホーリーホックはクラブが発足した時から、我が家の分家のような存在。以前から興味はありましたし、遠くからですが、試合は拝見していました。今年になってから会長就任の打診があり、Jリーグが掲げている100年構想のように、スポーツでもっと幸せな地域づくりに貢献したいと思ってお引き受けしました。我々の財団も東日本大震災で大きな被害を受け、文化財の修復を未だ続けております。水戸ホーリーホックもピッチの地割れなど様々な被害を受けました。震災を乗り越え、頑張っているもの同士。お互い支え合っていければと思っています。後援会として、市民として水戸ホーリーホックがより良いチームになっていくよう支援したいと思います」と話していました。

 次々に広がるホーリーホックの支援の輪。この後援会の設立により、地域に愛され続ける市民クラブとして、更に前進していくことでしょう!

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【写真 米村優子】

(米村優子)

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