長崎サッカーマガジン「ViSta」

インカレとプリンスリーグ九州入替戦

今日行われたJ1昇格プレーオフとJ2・J3入れ替え戦とで、2016年のJリーグもいよいよ終了。今季のJ1、J2、J3クラブの昇降格が確定したことで、来季の日程調整や移籍マーケットの最終的な動きが始まる。当然、V・ファーレン長崎でも、一気にいろいろな動きが始まるわけで、職業柄、虚実ないまぜでいろんな話が入ってきてはいるが、それすら刻一刻と変わっているような状況だ。そういったところは、サポーターにとっては気になるところだろう。

とは言え、これらの動きは水面下で行われ、決まってから発表になるので基本的に発表を待つしかないのであるが、とにかく落ち着かないという方は「第65回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)」と「プリンスリーグ九州入替戦」などに注目してみてはいかがだろうか?

インカレは総理大臣杯、リーグ戦と並ぶ大学サッカー最高峰と呼んでいい大会で、今季、特別指定でプレーした畑潤基選手の所属する東海学園大が出場する。リーグ終盤に畑選手がチームから離れていた理由は、まさにこのインカレ出場権を獲得するためであり、大学での締めくくりとして一つでも多く勝ち進むことを畑選手自身も狙っている。大会一回戦は12月7日に行われ、東海学園大学は関西大学と対戦予定。勝利した場合は、12月10日に九州地区一位でシード校の鹿屋体育大学と対戦予定。一回戦は東京、「夢の島競技場」で13:30から、二回戦も同じ会場で11:00からキックオフ。機会があればぜひどうぞ。

そして、大注目なのがプリンスリーグ九州入替戦だ。
これは、九州のU-18県1部リーグを制覇したチームが県リーグの上位であるプリンスリーグ九州への参入を賭けて戦う大会だ。今季、長崎県一部リーグU-18を初参加初優勝したV・ファーレン長崎U-18が参加し、今月の23日に田中町の「長崎県体育協会人工芝グラウンド」で大分県1部リーグU-18を制した大分高校と対戦する。大分高校を率いるのはかつてV・ファーレン長崎でプレーした川崎元気監督。原田武男監督とV・ファーレン長崎OB同士の決戦となる。V・ファーレン長崎が今後、強豪のアカデミークラブとなっていくのはプリンスリーグ参入は必須。クラブの未来を占うという意味でも最も大事な試合なので、ぜひ、観戦に訪れて欲しい。

reported by 藤原裕久

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