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[ ゼビオ関東女子Fリーグ2016 第3節 Part.2 ]Shoot anillaが今季初勝利、FUGADORすみだレディースは10ゴールと攻撃力爆発で関東リーグ初勝利(2016/8/4)

 

SuperSports XEBIO 第7回 関東女子フットサルリーグ2016 powered by PENALTY 第3節
2016年7月3日(日) 栃木県 足利市民体育館

まとめ◆デジタルピヴォ!記者YNG

 

第7回関東女子フットサルリーグ第3節、第3試合と第4試合の模様をお届けする。
第3試合では、Shoot anillaがFFC Estrela NOVO川口とのシーソーゲームを制して今季初勝利、第4試合では、FUGADORすみだレディースがFOREST ANNEXを相手に10ゴールと攻撃が大爆発、関東リーグ初勝利を挙げた。

[ 第3試合 ]
FFC Estrela NOVO川口 1-2 Shoot anilla

開幕戦を勝利したEstrela(第2節は休み)と、ここまで1分け1敗のanillaの対戦。
両チームともプレスを掛け合い、お互いになかなかチャンスを生かせないまま時間が進むが徐々にEstrelaがチャンスを多くつくり出す。しかしEstrelaがコーナーキックを得た12分、そのボールをカットしたanilla#19三浦がそのまま単独でカウンターアタックで一気にGKと1対1のチャンスを迎えると、シュートは飛び出したGKに防がれるも、後方から#10高畑がダイレクトでループシュートを狙うと無人のゴールに見事に決まって先制点を奪った。
後半もお互いに狙いがなかなかはまらずに得点はないまま時間は経過していくが、16分にようやく試合は動き出す。コーナーキックを得たEstrelaは後方へボールを送ると#8桑原がミドルシュートを狙い、これが見事にゴールに突き刺さって試合を振り出しに戻す。
しかしこの約30秒後、anillaは猛攻を仕掛けるとゴール前が混戦となったところで真っ先にスライディングでボールを蹴り込んだ#15東山の開幕3試合連続となるゴールで勝ち越しに成功する。
残り時間が少なく、すぐさまEstrelaはGK#2庄子をアラの位置に上げてパワープレーを開始する。
しかしanillaの固い守備を崩すことができずにそのまま試合終了、anillaが今季初勝利を飾った。

 

FFC Estrela NOVO川口。

 

Shoot anilla。

 

プレスで激しい攻防を見せる。

 

お互いに相手への対応をしっかりこなして引き締まる展開。

 

先制点を呼び込んだanilla#19三浦。

 

見事にコントロールしたループシュートを決めたanilla#10高畑。

 

anilla#18日景とEstrela#13植松のサイドでの攻防も見ものであった。

 

同点ゴールに沸くEstrela。

 

ゴールを決めたEstrela#8桑原。

 

開幕3試合連続ゴールでanillaを勝利に導いた#15東山。

 

[ 第4試合 ]
FUGADORすみだレディース 10-0 FOREST ANNEX

開幕2試合勝てそうで勝てていないFUGADORと、開幕2連敗のANNEXの対戦は衝撃的な内容となった。
引いて守るANNEXにFUGADORが多彩な攻撃を終始仕掛ける展開、FUGADORはこれまでとはセットを変えて試合に臨むと出番を与えられた選手たちが見事に結果を出した。前半4分、「FUGADORの歴史を知る選手」#8秋元が先制点を決めるとFUGADORのテンションが一気に上がり、ゴールラッシュが始まった。5分、#14高橋が移籍加入後初ゴール、10分に相手のオウンゴールを呼び込んで追加点、15分に#7竹村が決めて大量リードで前半を終えると、後半もFUGADORの勢いは止まらないまま試合は進む。
1分に#13北隅、3分に#9足利がゴールすると5分にはこれまで出番の得られなかった#16金谷がゴールを決めて選手もサポーター席もさらに盛り上がる。
10分に再び高橋が決めると、15分には#21勝俣がGKとの1対1を迎えると冷静に決めて関東リーグ初ゴール、終盤の18分には再び竹村が決めて10対0と二桁得点を達成し、タレント豊富でいながらこれまで得点が獲れず勝ち点も逃してきたうっぷんを晴らすかのような攻撃力の爆発を見せた。
ANNEXは開幕2試合、守備が固かったが今回はFUGADORに自由にシュートを撃たせすぎてしまい厳しい結果となってしまった

 

FUGADORすみだレディース。

 

FOREST ANNEX。

 

チーム創設からFUGADORの歴史を知る#8秋元の先制ゴールが勢いをもたらした。

 

FUGADOR加入から徐々に調子を上げてきた#14高橋。

 

足裏やアウトサイドキックを使ってスピードのある攻撃を見せる#7竹村。

 

FUGADORの守備を支える#13北隅のゴールも見られた。

 

#16金谷のゴールでチームの盛り上がりは最高潮に。

 

大量得点に終始笑顔が絶えなかったFUGADOR。

 

関東リーグでの念願の初勝利を挙げたFUGADORすみだレディースから、スピードとテクニックを生かしながら運動量豊かなプレーで攻撃力抜群な#21勝俣里穗選手に話をうかがった。

 


Y:関東リーグ初勝利おめでとうございます。開幕から2戦連続引き分けからの第3節での初勝利、感想を聞かせてください。

勝俣: ありがとうございます、本当に楽しかったです。そして、素直にうれしいです。
カテゴリーが上がり、簡単には勝てないリーグなのはわかっていましたが、身を持って関東リーグの厳しさを知りました。それと同時に、これが関東リーグの楽しさの一つだと感じました。

Y:攻撃力の高い選手がそろっているFUGADORが勢いに乗るとこんなにすごいというのを多くの方に見せた試合になりました。これまでの2戦からこの試合までに何か変わったことや意識したことはありましたか? 

勝俣:戦い方というよりは3セットを使い分けながら、いいテンポで試合ができました。セットによってよさが異なるので、FUGADORの強みが出た一試合になったと思います。個人的にはトランジションを多く起こしていこうと思いました。そして、これまでの2試合よりゴールに向かう意識を強めていきました。

 

縦へのスピードを生かした突破力が特に高い選手だ。

 

中に切り込むタイミングも非常にうまい。

 

両足での強いシュート力も抜群だ。

 

Y:秋元選手のゴールから始まり、いろいろな選手がゴールを決めてチームがすごく盛り上がっていましたね。FUGADORはどこからでも点が獲れるチームで、勝俣選手も関東リーグ初ゴールを挙げました。

勝俣:苦しかったチーム状況を、あきさんが変えてくれました。創設からチームを引っ張ってきてくれた選手のゴールで勢いに乗ることができたと思います。初ゴールはとにかく全力でセカンドポストに走りました。パスを受ける前は流し込むだけのイメージでしたが、GKとの間合いが近くなったのでチョンって浮かしました。それが思った以上にボールが上がってしまい、一人でドキドキしてたのはここだけの秘密です(笑)。個人的にはまだまだ調子を上げていかなければいけないなと思っています。この夏が勝負です。

Y:今季、念願の関東リーグに昇格してこれまで戦っていますが、東京都リーグとの違いはどのように感じますか?

勝俣:まず、環境の違いは大きいです。選手入場、20分ハーフのプレイングタイム、会場の雰囲気、対戦相手等、すべてが新鮮で毎回ワクワクした気持ちで闘っています。でも、東京都リーグのチームも強豪ぞろいなので、あらためてすばらしいリーグでやれていたんだということも実感しています。

Y:優勝を狙うにあたり、今後のチームやご自身の課題はどんなところでしょう?

勝俣:チームの課題としては、ひとりひとりがもっとお互いのプレーを理解し合うこと、チームコンセプトを全員で体現することですね。それぞれが特徴を理解し合い、得意なプレーをもっともっと引き出せれば、まだまだチームはよくなると思っています。個人の課題はバランスよくプレーすることです。詳しくは内緒です。

Y:FUGADORは特に人気があるチームの一つだと思いますが、最後に応援団や関東リーグを観戦するファンに向けてメッセージをお願いします。

勝俣:いつも応援してくれている皆さん、そして、どんなときも一緒に闘ってくれているサポーターの皆さん、本当にありがとうございます。初めての関東リーグで、出だしは順調とはいえませんでしたが、ここからばん回していきます。観ていてドキドキするチーム、応援したくなるチームになれるよう、一戦一戦大事に闘います。個人的にはワクワクするプレーをしていき、何より楽しみたいと思います。そして、常に笑顔を忘れずに、皆さんに笑顔とゴールをお届けできるよう頑張ります。是非、皆さんも一緒に楽しんでください! よろしくお願いします。
最後に、ジャンピングハイタッチ期待しててください!

 

常に笑顔を絶やさず、FUGADORサポーター以外からの人気も非常に高い選手だ。過去には日本代表候補の実績もあり、さらに飛躍して大きな舞台でプレーしてほしい。

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